【IB Final対策】Chemistryで高得点を狙える勉強法

IB Final試験直前対策特集第2弾!

どの教科よりも高得点取得が難しい、と囁かれているChemistry
実際に結果を残した先輩はどのような勉強法で試験対策をしていたのでしょうか?
今回はIBDPを取得した先輩にご自身の体験談と、現役IB生へのアドバイスを伺いました!

※本記事はEDUBAL MAGAZINEの内容をWeb記事化したものです。

先輩のプロフィール

(1)名前:守屋真美 (2)出身校:海外のインターナショナルスクール
(3)在籍:
筑波大学生命環境学群 4年 (4)スコア:Total 37
(5)受験年:May 2018

【試験直前(2, 3ヶ月前) に実際にしたこと】

試験直前には全Topicsを網羅しているので、とにかく多くのPast Papersを解きました。ただ、Past Papersをやみくもに解くのではなく 時間を測る② Mark schemeを読む③ ボールペンを使う、の3点に気を配りました

①時間を測る

慣れるまでは本番の制限時間通りに、2,3回目からは制限時間の15分前までには終わらせるように問題を解きました。これは、本番で緊張して練習よりも解く時間がかかってしまっても焦らないようにするためであったり、問題を解き終えた後に自分で答えを見直す時間を確保するためです。

②Mark Schemeを読む

この対策は主にPaper 2でおすすめです。Mark scheme(解答)を熟読することで、求められている答えをインプット(暗記)しました。まず問題演習をするとき、解けない問題は時間をかけずに飛ばし、全ての問題を解き終えた後ですぐに答え合わせをしました。自分が思いついた答えと求められている答えは異なる場合が多く、さらに試験直前では他の科目にも時間を使いたかったので、わからない問題は考え込まずすぐに解答を確認し、自分のノートに問題文と解答を書き写していました

③ボールペンを使う

Past Paperをボールペンで解くことで、書き間違えたら線を引いて修正する習慣をつけていました。これは試験直前でなくても今すぐに始めていいと思います(ボールペンをまとめ買いしておくこともおすすめします)。これは全ての科目で共通して言えることかもしれません。

【Paper 1:試験中の時間配分】

時間配分は、特にPaper1で気をつけましょう。Paper 1で1問あたりに割ける時間は1分半と言われています。ですが、数秒で解ける暗記問題から、時間をかけないと解けない計算問題まであるので、前者には30秒かけない、と心がけていました。

また、Paper 1はTopic1~11まで順番に問題が出題されています。そこで私は、最初の方に掲載されている計算が多いTopic 1の問題は飛ばし、Topic 2,3,4,10といった暗記問題を最初に解ききってから、残りの時間を計算問題等に使いました

【Paper 2:試験中の時間配分】

Paper 2はPaper 1とは逆に、得意な分野や解きやすい問題から解くことはおすすめできません。Paper 2はいくつかの小問から構成される大問が多いため、前の小問を理解していないと解けない場合が多いからです。そこで、Paper 2は順番通りに解き、わからなかった小問は問題文だけ読んで飛ばし次の小問に移る、ということを心がけていました。

【DP1年目からできる試験対策】

DP1年目は未学習のことが多く、Past Papersをいきなりはじめると解けない問題だらけでやる気を失ってしまうと思います。そこでまずは、授業内容を理解することを優先的に行ったほうが良いです。復習として自分でノートを作り、概念を理解したら演習問題を解く。単調で地味なプロセスですが、逆にこれを1年目から習慣化しておかないと、手遅れになると肝に銘じておいたほうがいいかもしれません。ちなみにtopicごとの演習問題は、OxfordのStudy Guidesや教科書の章末、インターネット検索で簡単に見つけることができるので、参考にしてみてください。

【Chemistryが苦手なひとに薦めたい試験直前対策】

「Chemistryあまり得意じゃないけど、合格点は絶対とりたい!」

と考えている方は、全Topicを満遍なく勉強するのではなく、比較的得意な内容を優先的に勉強することをおすすめします。例えば、ChemistryのTopicには大きく分けて計算問題特化型と暗記重視型があります。もし計算問題が得意であれば、Topic 1,5,6,7,8,9 の内容を重点的に復習し、演習問題も解けるようにしましょう。一方で計算問題に自信がなく、暗記して解く問題のほうができそうという感じでしたら、Topic 2,3,4,10を勉強して化合物の名前などを暗記するのに注力してみてはいかがでしょうか。勉強するTopicを厳選することで理解度が深まり、良い結果を残せると思います

最後に

いかがでしたか?最終試験までにどんな勉強をしたら良いのか、より具体的にイメージさせてくれるアドバイスが盛り沢山だったと思います。

Univ-it!では今後もIB関連の情報を記事としてお届けする予定です。
試験直前対策特集もまだ続きます!次回もお楽しみに!