【IB体験談】イギリスのユニバーシティカレッジロンドン(UCL)を紹介!IB学生のインタビューも

2021年5月6日

今回はQS世界大学ランキング2020で8位に選ばれている、ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)についてご紹介します!日本でIBDPを取得し、ユニバーシティカレッジロンドンへ進学した水坂さんの大学生活やIBの強みについてインタビューしました!コロナ禍でオンラインのインタビューにご協力いただきありがとうございました。IB を利用したイギリスの大学受験やUCLの魅力についても伺ってみたので、海外の大学への進学を検討されている学生さんはぜひ、参考にしてみて下さい!

UCLってどんな大学?

大学名:ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)
創立:1826
ロケーション:イギリス、ロンドン
在籍学生数:43800人
有名な専攻分野:医学、科学、法律
Univ-it!と同じくトモノカイで運営しているEDUBALのサイトに、UCL紹介の記事があるので詳しくはそちらをご覧ください!
https://www.edubal.net/edublog/b20200802-881442/

水坂さんのプロフィール

  • 利用した入試制度
    IBスコアを利用した大学入試
  • 所属している大学
    University College London (UCL) のビジネス学部(9月から大学2年生)
  • IB取得校
    International School Bangkok(タイ王国)
  • IB取得科目
    HL:Math HL, Chemistry HL, Economics HL, English B HL
    SL:Japanese A SL, Geography HL
  • 興味があること
    現在は一年のギャップイヤーを取り、テクノロジー系のベンチャー企業で一年間、社会のことやビジネスの在り方について学んでいる。

イギリスの大学を志望した理由は?UCLを選んだ理由は?

イギリス、カナダ、ヨーロッパの様々な大学に併願しましたが、その中でイギリスの大学を選んだ理由はビジネスの最先端にある環境で学びたいと思ったからです。その中でもUCLのあるロンドンは金融や技術発展の中心として強い魅力を感じました。実は進学する大学を選ぶ際、カナダのUniversity of British Columbia(UBC)とUCLの間でとても迷いました。UCLを選ぶ決め手となったのは、UCLに通っている高校のサッカー部の先輩から色々な話を聞くことができ、より安心感を覚えたからです。その他に、女性と留学生を初めて受け入れたイギリスの大学で、現在は学生の53%が国際生であるように、多様性を重んじる方針に強く惹かれました。

入学までのスケジュールを時系列で教えてください!

■大学見学:ジュニアイヤー(高校2年)の夏休みを利用して海外の様々な大学を見学しました。
受験準備:
IB時代はIBの点数を延ばすことと、自身がキャプテンを務めていたサッカーチームに専念していました。IB Predicted Gradesに関して、合格通知を受けた後も本番のIB試験でその点数以上が取れないと入学できない可能性があったので、最後まで気を抜かずに勉強しました。UCASのPersonal Statement に関しては、自身が長年やってきたサッカーについて書きました。早めに取りかかるようにして、カウンセラーや先生にも相談しながら取り組みました。
■出願:6月に学校から出されるIB Predicted Gradesを確認したのち、イギリスの大学出願システムUCASを利用して出願しました。UCASは確か1月31日が出願の期日だったのですが、10月や11月から応募が始まっていて、早い順から席が埋まってゆくと高校のカウンセラーから聞いたので、早めに出願することを心掛けました。
■合格発表:シニアイヤー(高校3年)の11月。私の合格通知は出願後2週間ほどで届いたのですが、人によって違いがあるようです。

学生から見たUCLの魅力とは?

  1. サークルの充実度
    UCLには300以上のサークルがあり、様々な分野においてすべての学生が自分の好きなものを選ぶことが出来ます。私はその中でも、ビジネス系のサークルに所属しています。サークルの中では様々な企業と交流する機会があり、インターンや内定に繋がっていく説明会やセミナーが毎年多く開催されています。ロンドンに拠点をおく大手の企業や外資の企業と身近に触れ合えるのは大きな魅力です。サークルの同僚は大学一年目からインターンを始めるような意識が高い学生が多く、様々な話を聞くことができ、自身にとって良い刺激となっています。それをきっかけに、自分も早く社会勉強や経験を積みたいと思い、日本で一年間インターンをするという決断をしました。
  2. 少人数授業
    UCLでは少人数授業が多く行われています。大人数で行われる講義よりも集中して学習でき、大学教授と知り合うチャンスが増えるので、個人的にとても魅力的であると思っています。ビジネス・インテリジェンスという授業では、グループになって実際の企業のデータを分析し発表する事がありました。多くのビジネスで利用されるTableauというツールを使用したことや、そこで培ったチームワーク力やプレゼンテーション力が現在のインターンの中では生かされていて、多くのことを学べることも少人数授業の魅力だと思います。

大学受験や勉学において、IBを取得したことはどのように有利に働いたと思いますか?

私はUCASを使ったイギリス大学受験をしたのですが、IBDPを取得したことで他生徒と比べて有利に働いたことは特になかったと思います。しかし、IBDP取得生はそのスコアのみで受験することができるので、他の統一試験を受けなくて済んだ点では有利だったかもしれません。勉学においては、IBの中で取ったGeography と Economics の科目が大学でのスタートアップに大きく貢献しました。Geography では世界のことについて様々なことが理解できるようになり、Economics では金融や経済のことについて広く浅く学ぶことができ、自分が好きなことを早いうちに知ることで、大学選びや大学での学科選択に繋ぐ事が出来ました。また、UCLのような国際生が多い大学だと、IBDP取得者という共通点を使ってさまざまなつながりを作る事ができます。

将来の目標や夢について教えてください!

大学卒業後に何をするかは明確には定まっていないのですが、情報やビジネスの分野に携わっていき、最終的には民間企業を通して日本を変えていきたいと考えています。IBDPで身に着けた知識、多様性や解決力を大切にして今後の学生生活や就職後も頑張っていきたいと思います。

水坂さん、ご協力ありがとうございました!
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