【カナダの大学紹介】在校生から見たUBCの魅力とは?
今回の記事では、在校2年目の筆者から見たブリティッシュコロンビア大学の魅力を紹介します!
特にIB-friendly Universityと言われているUBCはIB生にとってはとても人気の大学で、在校生の多くがIB経験者となっているため、同じ苦労を経験してIBDPを取得した仲間たちと切磋琢磨しながら自分の興味分野を広げることができます。
在籍して2年目になる筆者がUBCの学部、校内環境や1日のスケジュールなど生徒ならではの目線で紹介していきたいと思います!
University of British Columbia / UBC
ブリティッシュコロンビア大学はノーベル賞受賞者や現首相、また数々の著名人を排出している研究型総合大学です。1908年にケベック州にあるマギル大学の分校として設立され、1915年に独立しました。学校のモットーは “Tuum est” 「あなた次第」で、個人個人の価値観や興味分野、また行動力を伸ばし未来を自分で切り開いていく力を養ってほしいという意味から名付けられました。
キャンパスはバンクーバーとオカナガンにあり、それぞれ異なる分野の授業を受けることができます。
UBC バンクーバーキャンパス
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バンクーバーキャンパスは西海岸に位置する約402ヘクタールの広大なキャンパスとなり、およそ4万5千人が学んでいます。オカナガン校と比べると生徒数、キャンパスの広さともに上回り、また留学生の割合も大変多いため国際色豊かなところが魅力です。特に心理学、環境学、ビジネス学、政治学が有名なため、世界160各国から集まった様々なバックグラウンドを持つ生徒と共に切磋琢磨しながら学習をすることができます。また大学自体がカナダの観光名所となっており、キャンパスをよくツアー団体や日本からの修学旅行の団体が歩いているのをよく見かけます!
- UBC バンクーバーキャンパスの観光名所:
- UBC人類学博物館 / Museum of Anthropology
- 新渡戸稲造記念庭園 / Nitobe Japanese Garden
- UBC サンダーバードアリーナ / UBC Thunderbird Stadium
- UBCアジア図書館 / Asian Studies Library
- ローズガーデン
UBC オカナガンキャンパス
ブリティッシュコロンビア州、ケロウナ地方に位置するUBCオカナガンキャンパスは、広大な自然が最大の魅力となっています。バンクーバーキャンパスに比べ小規模ですが、特に理系学部、そして医学部の教育に力を入れているためその分野を勉強したい生徒にはおすすめです。また、学習面だけではなく様々なアウトドアアクティビティなども充実しているため、週末に山へハイキングやキャンプ、そして冬場はウィンタースポーツを楽しむことができるのも魅力の一つです!
UBCでの学び
日本の大学とは異なり、カナダの大学では自分の取りたい専攻を一年目、または受験時に決める必要はありません。UBCでは、まずは自分の興味のある分野の授業を大学1年、2年で取り、その中でさらに深く研究したいと思った分野を二年生の終わりに専攻として選び卒業までさらに深く学部システムとなっています。
CAP Program (大学1年生専用プログラム)
特にUBCの1年生で特徴的なプログラムとして、CAP (Coordinated Arts Program)という制度があります。このCAPとは、大学側から出される五つの大きな教養のテーマの中から自分の興味があるテーマを選び、そのテーマに沿ったコースをとる、というシステムです。筆者もUBCに合格した時点で、まだ自分の取りたい専攻がはっきりしていなかったため、このCAPシステムを使って大学一年目で興味分野を広げようと思い、このプログラムに入ることを選びました。
もちろん、CAPシステムを使わずに一年目から自分が興味のあるコースを取っていくという方法もあるので、UBCは生徒一人一人のニーズに本当によく対応しているな、と思いました!
CAPプログラムに入学希望する生徒は以下の5つのストリームから自分の興味や取りたい授業を基準として選ぶことができます。
- Law and Society
- Media Studies
- Global Citizens
- P.P.E (Political Science, Philosophy, Economics)
- Individual and Society
ちなみに筆者が選択したCAPのテーマは、‘Law and Society’ です。このテーマは主に法律や国際政治などに興味がある生徒が多く選択するテーマで、自分の興味分野とマッチしていたため選びました。
2年生の授業
2年生になるとさらに授業のレベルが上がり、1年生で学んだことの応用が増えてきます。特に筆者は国際政治学を学んでいるため、政治関連の授業や理科的視点からみた政治分析の授業、また比較政治学など様々な視点から学習をしています。
今期取っている授業は以下の5つです。
- Russian (Basic)
- Investigating Politics: An Introduction to Scientific Political Analysis
- World History Since 1900
- Introduction to Global Politics
- Currents of Political Thought
国際政治学を学ぶ上で、UBCでは英語の他に12単位分多言語を履修する必要があるため、ロシア語を取っています。特に国際政治専攻の生徒はマルチリンガルが多いため様々な国の言語のクラスを履修し、そこでの学びを政治分析に活かす、という興味深い学び方をしている生徒が多くいるのが特徴です。
UBCの魅力
インターナショナルな環境
およそ世界160各国以上から留学生が集まるUBCは、授業に限らず私生活でも様々な国の文化に触れることができます。また大学内ではたくさんのイベントがあるため、色々な生徒と文化交流をしながら学べるのが特徴です。
IBフレンドリーな受験体制
IB friendly Universityと言われるほどIBのカリキュラムを評価しているため、DP最終試験のスコアによっては、1番最初に合格通知が来ることがあります。また、入学後1年目ではIB creditを大学の単位へ換算できるため場合によっては4年以内での卒業が可能となってきます。
自然に囲まれた大学生活
バンクーバーの西海岸に位置するバンクーバーキャンパス、そして山に囲まれたオカナガンキャンパスの両方で、大変充実したアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
様々な分野に特化した豊富な専攻
UBCでは学士課程のみで250以上の専攻があるため、自らの興味分野に応じて様々なオプションの中から選ぶことができます。
おわりに
いかがでしたか?生徒目線からのUBCの魅力を少しでも知って頂けたら幸いです。Univ-it!ではUBCだけではなく他のカナダの大学の様々な情報も調べることができるので是非活用してみてください!