インタビュー記事|全員がオーストラリア国立大学(ANU)に留学できる学部。立命館大学グローバル学部(GLA)1期生にインタビュー!

2019年11月14日

立命館大学グローバル教養学部(GLA)は今年開講された新しいプログラムで、立命館大学とオーストラリア国立大学(ANU)の2つの学位が取得できる点が特徴となっています。授業は全て英語かつ少人数で実施されており、従来の日本の大学教育のイメージとはかなり違った魅力があります。英語力とGPAがある一定の基準を超えれば、オーストラリア国立大学に学部生全員が留学できるシステムとなっており、このような形のダブルディグリープログラムは日本の大学では初めての試みです。海外大進学と国内大進学で迷っている高校生や、費用面などから海外大進学を迷っている方にとっては、まさに「いいとこどり」の学部ではないでしょうか。

以前、Univ-it!では立命館大学の他の英語学位プログラムに通う学生さんにインタビューを行いました(記事はこちら)。今回は、GLAの1期生となる学生さんにインタビューを実施することができました。「どうしてGLAを選んだのか?」「GLAの受験にあたってどのような準備をしたのか?」などについてお伺いすることができたので、GLAが気になっている高校生の方はぜひ読んでみてください!

そもそも「立命館大学GLAってどんな学部なの?」という方は、以下の記事も合わせてお読みください(姉妹サイトEDUBALにインタビュー記事を載せています)。

マクナーニさん
立命館大学GLA1期生のマクナーニさん

取材を受けていただいたのは、マクナーニさんです。UWC ISAK JapanでIBDPを取得後、9月にGLAに入学しました。オーストラリア人の父親を持つハーフですが、日本生まれ日本育ち。海外に長期間住んだ経験もないそうですが、自らのバックグラウンドもあり、大学進学にあたっては日本の大学とオーストラリアの大学に併願したとのこと。国際政治や国際関係に興味を持ち、特に「平和」に関心を寄せています。

どうして立命館大学GLAを目指したのか?

ーGLAを目指そうと思ったのはどうしてですか?

私は最初からオーストラリアと日本の大学のどちらかに行くと決めていました。その理由は自分が日本とオーストラリアのハーフだったこともありますが、短期留学した時の経験が決め手です。オーストラリアで英語を勉強するために短期留学をした時、とても住みやすい環境だと感じたんです。その後色々大学について自分で調べて考えた結果、オーストラリアの大学5校と日本の大学1校(GLA)に出願することにしました。GLAのことは最初は知りませんでしたが、父に勧められたことがきっかけで、存在を知りました。自分でも調べてみたり、サマースクールに行ってみたりして魅力的だと感じました。

ーGLAで魅力に感じたのはどのような点でしたか?

GLAの魅力の1つはオーストラリアと日本の大学の学位、両方を取得できることです。オーストラリアの大学と日本の大学を検討していた私にとって、ダブルディグリーは魅力的でした。

また、私の母校のISAKに立命館大学の入試課の方が来てくださった時に、GLAについて色々と教えてくださったことで、さらに志望度が高まりました。GLAの サマープログラムにも参加し、模擬授業や、デザインイノベーションがテーマのワークショップを受けるなどしました。デザインイノベーションを通じて課題を解決するプロセスについて学び、そのプロセスが様々な課題に活かせるということがわかりました。私は高校時代からずっと「平和」について興味があり、私が思い描く平和を実現するために、「デザインイノベーション」は必要なスキルだと感じ、そのようなスキルが身につけられそうな学部に入りたいと考えるようになりました。

ー立命館大学GLA以外にどのような大学を受験しましたか?

日本の大学で受験したのはGLAだけです。あとは、オーストラリアの大学を数校受けました。

立命館大学GLAの入試について

GLAの授業フロア
GLAの授業フロア。教員がコーディネートし、有名なアーティストが作成したインスタレーションが展示されていました。

ーGLAの入試では、エッセィが課されますが、マクナーニさんはどのようなことを書いたんですか?

「平和構築」をテーマにエッセィを書きました。IBDPのCASで「ピースブック」を作成した経験を活かし、また自分の興味がある分野だったので。

ー先程も「平和」に興味があるということをおっしゃっていましたね。「ピースブック」には具体的にどのようなことが書かれているんですか?

防衛省の職員の方やハワイのホノウリウリ収容所を世界遺産にしようと活動する方にお話を伺いました。それらのお話を聞いて私の目指す平和、核廃絶をどのように目指していくのかについて考え、まとめました。分量はそれほどないですが、色々な平和の実現方法を自分なりに考える機会となったと思います。

ーGLAではアジア太平洋地域における国際関係や平和構築についても学べるとうかがいました(詳しくはこちら)。そういう点でも、ぴったりな大学を選んだということですね。

そうですね。

ーGLAの入試に向けて、どのような準備をしたか聞いてもいいですか?

入試のために何か特別な対策をしたということはありません。ただ、課題として提出しなければエッセィについては、何度も書き直しました。まず自分で書いてみて、ISAKの入試の時にお世話になった先生に添削をお願いし、おかしな表現やもう少し内容として詰めたほうが良いところなどを見ていただきました。それを受けてまた書き直して、再び添削をしてもらう。これを繰り返してエッセイを完成させました。

あとは、IBDPの最終試験に向けてしっかりと勉強して準備をすることと、TOEFLの点数を上げるために何度か受験をしました。

ー入試に向けて準備する中で、苦労した点などはありますか?

一番苦労したことはエッセイの文字数を調整することです。内容を盛り込みすぎてしまうと文字数が上限を超えてしまい、逆に内容を減らすと文字数が大幅に減ってしまうので、そこのバランス調整に苦労した記憶があります。IBで課されるエッセィとは書き方が少し違うので、それも手間取った理由だったかもしれません。内容自体に関しては、どんなことを書けばよいのかなどで悩むことはありませんでした。私が関心を寄せていることをトピックに選んだので、内容を決めたり考えることは比較的簡単だったと思います。

TOEFLについては点数を上げるのに少し苦労しました。GLAの合格基準がTOEFL80点以上なのですが、スコアが伸び悩み、ギリギリでした。約1年間かけてTOEFLの対策をチューターを付けて勉強しました。結果、出願前に受けられる最後のTOEFLで93点取れたので良かったです。

立命館大学GLAが気になっている方へ

ーインタビューの最後に、GLAが気になっている、受けてみたいと思っている高校生の方にメッセージをお願いします。

自分が今どんなことに興味があるのか、将来どんなことをやってみたいと思うのかをしっかり考えきることが重要だと思います。それが分かれば、大学選びをするのも少し簡単になるのではないでしょうか。行きたい大学が決まったら、募集要項をきちんと読んで今しなければいけないことを整理して、きちんと準備すると良いと思います。

マクナーニさん、インタビューを受けていただきありがとうございました!

GLAは出願資格の中に、TOEFLが80点以上という基準を設けているので少し難易度が高いと思いますが、この点数が取得できればANU(オーストラリア国立大学)留学に必要な英語力はクリアしたことになります。出願に関する情報が数ない中、合格した先輩は何を提出して、何に気をつけたのか参考にしていただければと思います。IB生はエッセイを書くことに慣れているので、IBと両立しながら出願の準備をすることができます。GLAの授業に関しても少人数で実施されるなどの点がIBでの学習環境と似ている印象だったので、IB生にとっても理想的な大学だと感じました。また、サマースクールも実施されているので少しでも興味があればぜひ雰囲気をつかむために行ってみてはいかがでしょうか

Univ-it!では立命館大学グローバル教養学部(GLA)の入試情報を掲載しています。ぜひ一度チェックしてみてください(詳細情報の閲覧には会員登録が必要です)。

立命館大学グローバル教養学部(GLA)

学問系統:
リベラルアーツ・国際関係
選抜方法:
書類選考/面接・口述試験