IB生・帰国子女必見!東京外国語大学の帰国生等特別推薦選抜を徹底解説!
「将来海外で活躍したいから、異文化や外国について詳しく勉強したい!」
人一倍国際化に興味のあるIB生は多いと思いますが、東京外国語大学で外国の文化や教養を学べることはご存じでしょうか。
東京外国語大学は東京都府中市に位置する国立大学であり、都内にありながらも自然豊かな環境で大学生活を送ることができます。国際社会学部、言語文化学部、国際日本学部の3学部で構成されているように、外国語や様々な国の文化や歴史の勉学に特化しているのが大きな特徴です。
今回は、東京外国語大学の魅力や入試制度について徹底的に紹介していきます!
IB生が受験するなら…帰国生等特別推薦選抜!
「帰国生等特別推薦選抜」と聞くと、海外の高校を卒業した帰国生の入試だとイメージする方が多いと思いますが、IB生の誰もが受験できることはご存じでしたか?基本的には海外の高校に最終学年を含め2年以上滞在していた人や、海外の中学と高校に3年以上 (そのうち2年間は高校) 滞在していた人を対象としていますが、IBDPを取得している人も出願資格に該当します。よって海外のインターナショナルスクールや現地校出身のIB生だけでなく、国内のインターナショナルスクールや一条校出身のIB生も受験することができます。また、第1次選考(書類選考)と小論文および面接が課される第2次選考で合否が決まるため、大学入学共通テストが不要であることも大きな魅力ではないでしょうか!
ただし帰国生等特別推薦選抜は専願であるため、合格したら必ず入学しなければならないことに注意してください。つまり、東京外国語大学を第一希望に考えている人に向けた入試制度といえるでしょう。
>>東京外国語大学の募集要項はこちら。
2022年度の出願日程
出願期間 | 2021年11月1日 (月) ~ 4日 (木) |
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第1次選考(書類選考)合格者発表 | 2021年11月24日 (水) |
第2次選考(小論文および面接) | 言語文化・国際社会学部:2021年12月4日 (土) 国際日本学部:2021年12月5日 (日) |
第2次選考合格者発表 | 2021年12月22日 (水) |
入学手続き | 2022年2月2日 (水) まで |
出願期間は11月上旬であるため、Final Examが11月のIB生は早めに書類を準備し、Examの時期と重ならないうちに書類を完成させておくことをおすすめします。
第1次選考で準備しておくべき書類は?
第1次選考では、志望理由書や卒業(見込み)証明書やIB Transcript (IBの成績証明書) に加え、出身学校長からの推薦書、活動報告書、TOEFL iBTや英検などの英語外部検定試験のスコアが必須です。活動報告書は志望する学部ごとに内容が異なるので、募集要項 (p.8) で確認をしてください。また、英語外部検定試験のスコアは試験実施機関から大学に直送する必要があります。実際に大学に届くまでに時間がかかるので、早めに英語外部検定試験を受けておきましょう!
第2次選考では何を問われる?
東京外国語大学の帰国生等特別推薦選抜では、第1次選考の合格者を対象に第2次選考である小論文や面接が行われます。面接はどの学部も同じ形式で行われますが、小論文は学部により内容が異なるので、下記の2022年度の募集要項の抜粋も参考にしてみてください。
ここまで東京外国語大学の帰国生等特別推薦選抜について一通り紹介しましたが、
「他の大学と比べると体験談などに関する情報が少なくて不安…」と感じているIB生も多いのではないでしょうか。そこでUniv-it!では、インドのインターナショナルスクールでIBDPを取得し、2020年度の帰国生等特別推薦選抜で東京外国語大学の国際社会学部に合格したAさんにインタビューしました!
東京外国語大学に在籍中!Aさんの体験談!
東京外国語大学の国際社会学部を受験したきっかけは何ですか?
せっかくインドに滞在していたのにIBで忙しく、インドの伝統的な文化やヒンディー語について勉強する余裕がなかったことがすごく残念でした。そこでインド等の国独自の文化や言語の理解を深めることができる東京外国語大学に行きたいと思い、帰国生等特別推薦選抜で受験しました。
第1次選考で気を付けていたことはありますか?
第1次選考の書類では、高校に作成をお願いする書類(卒業証明書、成績証明書、推薦書等)が多いと思います。私は高校卒業後もインドに滞在していたので、卒業してから書類を申請したり不備を直してもらったりすることができました。しかし卒業直後に本帰国する予定のみなさんは、書類不備を防ぐために早めに書類を申請しておくべきだと思います。
志望理由書は、自分の将来の目標が大学に行きたい理由と辻褄が合っていることが重要です。将来やりたいことを実行する手段として、大学に行かなければならないことをアピールできるように努めました。
第2次選考の対策を教えてください!
第2次選考の小論文や面接対策では、オンラインの家庭教師サービスを利用しました。インドで受験勉強を行っていたので心細く、他の受験者たちの実力が分からないのはすごく不安でしたが、Japanese self-taughtをやっていた時からお世話になっていた先生に教えてもらえて良かったと思います。
具体的に行った小論文の対策として、過去問を解いたり学部に関連するニュースを見たりしていました。ただ、Japanese self-taughtの勉強が役に立ったと実感しています。小論文の場合は一夜漬けではなく、日頃の勉強の積み重ねが成功のカギでした。
AさんからIB生にメッセージ!
IBはやってよかったと思いますか?
私の場合、大学入試のことを考えるとIBをやって本当によかったと実感しました。東京外国語大学の帰国生等特別推薦選抜でもIBを活用できましたし、さらに他の大学でもIB入試は増えつつあります。IBDPを取得すれば入試方法が書類と面接のみの大学も多かったので、入試でも有利になると思います!
大学入試を控えたIB生たちにメッセージをお願いします!
東京外国語大学は少人数制なので、学生と先生との距離が近く面倒も手厚くみてくれます。また、帰国生等特別推薦選抜の受験者数は少ないですが、海外滞在歴が長い学生が多いので、英語が堪能な学生が多く刺激的な学生生活を送っています。難関私立大学を受験するIB生が多いと思いますが、国際色豊かな国内大学の一つとして東京外国語大学も強くおすすめします!
最後に…
いかがでしたか。今回は実際に東京外国語大学に合格したIB生の体験談を交えながら、東京外国語大学の特徴や帰国生等特別推薦選抜について紹介しました!みなさんの進路選びの参考にしていただけると幸いです。
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