【IB生の大学受験体験談】メルボルン大学に進学した大西さん
日本でIBDPを取得し、メルボルン大学へ進学した大西さんの大学受験についてインタビューしてきました!受験から入学までのスケジュールや、IBは受験においてどれほど有利に働いたのかなどを教えてもらいました。これから大学受験を控えているIB生の皆さんはぜひ参考にしてください!
大学の講義の様子
大西さんのプロフィール
■利用した入試制度
IBスコア+TOEFLを利用した海外大入試
■所属大学
University of Melbourne(オーストラリア)/Faculty of Liberal Arts
■IB取得校
加藤学園暁秀高校(静岡県)
■IB取得科目
【HL】Japanese A Literature/English B/World History
【SL】Chemistry/Mathematics/Chinese
進学した大学の志望理由を教えてください。
自分の興味のある分野(アジア学)が有名だったことと、3年間で卒業できることが大きな志望理由でした。
大学受験、選択においてIBDPの資格は有利に働いたと思いますか?
はい。オーストラリアの大学は基本的に要求されたIBスコア以上の点数を取得していればあとはTOEFLのスコアだけで合格は保証されるので、IBをとったことで受験のプロセスは非常に楽になりました。
入学までのスケジュールを時系列で教えてください。
■大学リサーチ:中3〜高1
■受験準備:TOEFLは高1の頃から何回か受けていました。SATは高2に入ってから準備を始めました。アメリカの大学のためのPersonal statementは高3の始め頃からなんとなく考え始め、高3の夏休みに本格的に書き始めました。
■出願:オーストラリアはIB試験後(12月)、アメリカは11月上旬でした。
■合格発表:オーストラリアはIBのスコアが出た直後(1月)、アメリカは3月〜4月でした。
■入学を決心した時期:5月
大学の寮が開催したBall(フォーマルイベント)にて
大学に入学して、IBの学習方法が役に立っていると思う点・苦労した点はありますか?
■役立っていること:
基本的なエッセイの書き方(構成を論理的に組み立てる、Citationの使い方)はIBでかなり鍛えられました。また、私は日本史を英語で学んだため、大学で日本の歴史や文化について聞かれた際に多様な視点を考慮して答えることができるのはとても役立ちました。
■苦労した点:
海外の大学では英語のネイティブの人が基準なので、特に文系として進んだ場合エッセイの出来や表現力はかなり低い方だったと思います。また課せられるリーディングの量もIBの頃とは桁違いだったので、追いつくのは大変でした。
将来の夢を教えてください!
私は日本の義務教育とIB教育両方で学んだという自身の経験から、教育が人に与える影響の大きさを感じました。教育は貧困や健康問題など、様々な問題を解決する上で常に重要な役割を担っていると思っています。そのため「教育を通して人々にポジティブなインパクトを与える」というのが私の夢の根本になっています。
大西さん、ご協力ありがとうございました!
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