【2024年最新版】カナダの大学ランキング!上位5位を紹介!必要なIBスコアは?

2024年11月7日

「せっかくIBで英語を使って勉強をしているのだから海外大学で勉強してみたい」

「海外大学に進学はしたいけれど何処の国に進学したらいいのかわからない」

上記のような考えを持ったIB生の皆さんも多いはずです。国内大学でも英語学位プログラムなど英語で学べる大学もありますが、せっかくなら海外大学に進学をチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。そこで今回は海外大学の中でも人気のあるカナダの大学についてまとめてみました。

カナダの大学の特徴・魅力

カナダは北アメリカ大陸の北部に位置し、アメリカと国境を接しています。また、人口の約4分の1がフランス系の住民のため、英語とフランス語の2つの言語を公用語としています。そのため、ケベック州などその周辺に位置する大学ではフランス語で授業が行われている大学もあります。ただ、それ以外の州では英語で授業をしている大学がほとんどなので、IBを受けている皆さんにはとても進学のしやすい国になっています。また、隣国のアメリカも海外進学先としては人気がありますが、その学費の高さがネックとなっているので、アメリカに比べて比較的リーズナブルに海外大学進学ができる点もカナダの大学の魅力の一つです。

カナダの大学のシステムの特徴としては、主に4年制の大学で、1、2年生の段階では専門というよりはおもに一般教養を学びます。3,4年生になってから専門分野の勉強が始まるので、具体的にどの専門分野に進みたいか決めれていない人にもお勧めできる進学先です。

今回はこんな魅力の溢れるカナダの人気大学を5つピックアップして紹介していきたいと思います!

カナダの大学の出願方法

カナダの大学にはイギリスのUCASのような一般的なシステムはなく、大学ごとに出願に必要な書類やその提出時期なども異なります。なので、進学を検討する場合はその大学のウェブサイトや募集要項を入念に確認するようにしましょう。ただ、以下の出願書類は基本的に今回紹介する大学には必要となってくるのでしっかりと準備しましょう。

  • IBの成績証明書
  • 英語の資格試験(TOEFL、IELTS)
  • 卒業証明書
  • アプリケーションレター・エッセイ(大学による)
  • 高校の先生の紹介状(大学による)

カナダの大学紹介

上記のことを踏まえて、カナダで人気の5つの大学を紹介したいと思います。

マギル大学 (McGill University)

QS世界ランキング2023: 31位
学生数: 約40000人
留学生の割合: 約35%
人気学部: Biology and Biochemistry, Civil Law and Law, Neuroscience
必要IBスコア: 37

基本情報

フランス語圏のケベック州のモントリオール市に位置しながらも、英語で授業が行われている公立大学です。2023年のQS世界大学ランキングでは、これまで国内一位であったトロント大学を抜き去り国内トップの大学としての呼び声も高いです。また、1821年と歴史もあり、カナダ内では初めて医学部が創設された大学でもあります。そのため、学部の中でも医学系は特に人気があり、他には法学部でも優秀な人材を多く輩出していることで知られています。カナダの大学では留学生の割合も一番高いことで知られているので、国際性豊かな大学でもあります。

マギル大学

入試系統:
海外大学

トロント大学 (University of Toronto)

QS世界ランキング2023: 34位
学生数: 約60000人
留学生の割合: 約21%
人気学部: Computer Science, Social Sciences and Humanities, Health, Engineering
必要IBスコア: 27以上

基本情報

オンタリオ州に位置する公立大学です。2023のランキングこそは国内2位でしたが、長年世界的にも評価を得てきた、実質の国内トップ大学です。その学力の高さから多くの学生に人気があり、学士と修士などを合わせた総学生数は約8万人のカナダ最大規模の大学でもあります。多くの学部が世界的にもトップレベルの評価を得ており、コンピュータサイエンスやエンジニアリング系の学部や、医学系の学部の理系のみならず、社会学などの他分野も人気です。

トロント大学

入試系統:
海外大学

ブリティッシュコロンビア大学 (University of British Columbia)

QS世界ランキング2023: 47位
学生数: 約50000人
留学生の割合: 約30%
人気学部: Earth and Marine sciences (10), Engineering Mineral and Mining 
必要IBスコア: 24以上

基本情報

ブリティッシュコロンビア州に位置する公立大学です。UBCの愛称で知られている名門大学の一つです。一つ目立つ人気学部こそはないですが、Earth and Mrine Sciences や Mineral and Mining Engineering など、幅広く多様性に長けた学部があることから、様々な専門分野を学ぶことができます。メインキャンパスは冬季五輪などが行われるバンクーバーから車で20分の場所に位置し、緑豊かなキャンパスとなっています。上記で紹介したマギルやトロント大学の都会の雰囲気とは異なり、ゆったりとした雰囲気で学生生活を送ることができます。

ブリティッシュコロンビア大学

入試系統:
海外大学

アルバータ大学 (University of Alberta)

QS世界ランキング2023: 110位
学生数: 約40000人
留学生の割合: 約20%
人気学部: Nursing, Petroleum Engineering, Instruments Science, Chemistry
必要IBスコア: 30-35

基本情報

アルバータ州に位置する州立大学です。上記の3大学と比較すると、世界ランキングこそ落ちますが、カナダ国内ではトップ5に毎年入る名門大学です。Petroleum EngineeringやInstruments Science など他大学ではなかなか学ぶことのできない分野も学ぶことができるのが特徴です。カナダの元首相を3人排出していることからそのレベルの高さが伺えます。

ウォータールー大学 (University of Waterloo)

QS世界ランキング2023: 154位
学生数: 約35000人
留学生の割合: 約28%
人気学部: Computer Science, Engineering
必要IBスコア: 30-36

オンタリオ州、ウォータールーに位置する公立大学です。国内ランキングや世界ランキングではやや他大学と比較したときに劣りますが、サイエンス系の学部では定評のある大学です。全学部生のうち、約1万人ほどがエンジニアリング系の学部に在籍しており、カナダでは最大規模のエンジニアリングスクールとなっています。総合のランキングでは落ちますが、学部ごとに見た場合、エンジニアリングやコンピュータサイエンスの学部では世界でもトップ30に入る理系に主に特化した大学となっています。また、他大学にはない魅力としてco-opプログラムがあげられます。このプログラムでは卒業するまでに4か月の有給インターンを最低6回経験しなければいけません。このように普段の勉強のみならず、早いうちから社会経験も積むことができる環境が提供されています。

カナダの大学に進学する際に使える奨学金

カナダの大学はアメリカやイギリスの大学と比較すると学費はリーズナブルですが、決して安いわけではありません。そこで今回はカナダの大学進学の際に利用できる奨学金もいくつか紹介したいと思います。またここで紹介された奨学金以外にも、大学別で奨学金を提供しているところもあるので、進学の際は大学に確認を取ることをお勧めします。

JASSO給付型(学部学位取得型)

JASSOとは日本学生支援機構の略で、貸与型の奨学金のみならず給付型の奨学金も提供している行政法人です。毎年多くの国内外のIB生から応募があり、大変人気の奨学金となっています。

JASSOの給付型の奨学金は海外大学に進学予定のIB生であれば、必ずと言っていいほど応募します。給付型の奨学金では珍しいことに45人ほどもの学生を毎年選定しており、応募者数も多いですが、合格者数も多い奨学金となっています。選考過程としては、一次審査が書面審査で二次選考が面接となっています。書面では志望理由や、進学予定の大学情報やそこで何を学びたいかなどをはっきりと記す必要があります。又、保護者の収入状況などによっても選考結果が左右されるみたいです。(奨学金を受けられる保護者の収入上限あり)

孫正義育英財団 (給付型)

孫正義育英財団はソフトバンクグループの社長である孫正義さんが運営する財団です。この奨学金は海外大学への進学のためのみならず、様々な分野で秀でた学生をサポートする奨学金となっています。毎年45名ほどの奨学金生を輩出しており、IB生には大変魅力的な奨学金です。選考内容としては一次選考(書類審査)、二次選考(面接)、最終選考(応募者によるプレゼンテーション)となっています。書類審査では志望理由に加えてテーマに沿った論文を記述します。

重田教育財団

重田教育財団の給付型奨学金は最大月額20万円までが給付される奨学金となっています。他の奨学金と比べて枠が5名と限られているので競争率は高いですが、給付型の奨学金は数少ないので是非チャレンジすることをお勧めします。ただ、給付期間が2年間なので、カナダの大学の学費全部を補うことは難しそうです。

その他の奨学金について知りたい方は是非以下の記事も併せてお読みください!

関連記事:【2022年版】IB生おすすめ!海外大学進学の際に利用できる奨学金紹介!

まとめ

今回はカナダの人気大学を5校紹介しましたがいかがだったでしょうか?海外大学進学を希望する皆さんにとってはどれも魅力あふれる大学なのでぜひ進路選びの参考にしてみてください!

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