【2022年度版】横浜市立大学のIB入試の紹介！

2022年5月18日2023年5月12日

「今せっかくIBを頑張っているから大学受験もIBを利用したい」

そう思いながら大学の志望校選びをしているIB生も多いかと思います。そこで今回は横浜市立大学のIB入試を紹介したいと思います！

今回紹介する横浜市立大学は医学部、国際教養学部、国際商学部、理学部、データサイエンス学部の全5学部でIB入試を実施しています。毎年多くのIB生が受験している人気の国内大学ですので是非検討してみてください！

＊本記事では、医学部入試以外の学部の入試の紹介をします。医学部入試のみについての情報はこちらの別記事をご覧ください。

Index

1. 横浜市立大学ってどんなところ？
2. 入試の概要
3. どんな試験？
- 3.1. 合格判断基準
4. 試験対策
5. 併願は可能？
6. 最後に

横浜市立大学ってどんなところ？

横浜市立大学は、横浜市金沢区に位置する公立大学です。IB入試では、医学部や国際教養学部など様々な学部を受験できるため、毎年多くのIB生が受験しています。（前年度の受験者数は55人）また、IB生や留学生、帰国生の受け入れには定評のある大学なので是非受験を検討してみてはいかがでしょうか。

入試の概要

Univ-it!では、IBDP取得者のみを対象とした入試をIB入試と称していますが、横浜市立大学の国際バカロレア特別選抜入試も含まれます。また、国際バカロレア特別選抜入試と帰国入試では枠は違いますが、入試内容は似たようなものになっています。したがって、どちらの募集枠にも当てはまる場合は自分に合ったほうの入試を受験することをお勧めします。なお、IB入試は毎年国内一条校の受験生が多い傾向にあるみたいです。

横浜市立大学IB入試の最大の特徴は、医学部以外の学部ではIBの科目指定がないのでどの科目選択でも受験が可能です。他大学であれば、学部によって科目指定などがある中、この入試ではそれがない分比較的受験しやすいのではないでしょうか。一方で英語資格の必須スコアは学部ごとに指定されています。詳細は以下の表をご覧ください。

学部	英語資格
国際教養学部	TOEFL-iBT 80 以上、またはIELTS 6.0 以上
国際商学部	TOEFL-iBT 80 以上、またはIELTS 6.0 以上、英検準一級、TOEIC 800以上
理学部	TOEFL-iBT 80 以上、またはIELTS 6.0 以上、英検準一級、TOEIC 800以上
データサイエンス学部	TOEFL-iBT 80 以上、またはIELTS 6.0 以上、英検準一級、TOEIC 800以上

英語資格も様々なものがあるので、自分に合う形式の資格を取得することが大切になってきます。

＊今年行われる2023年度入試の募集要項は、7月上旬に公開されます！

どんな試験？

先述の通り、横浜市立大学のＩＢ入試の試験内容は横浜市立大学の帰国入試と内容がほとんど同じになっています。以下の試験内容とその対策は横浜市立大学のIB入試、帰国生選抜入試どちらにも対応するものとなっております。

各学部の入試試験内容は以下の表をご覧ください。

横浜市立大学では過去問題を公開しています。情報量が限られているIB入試では大変ありがたいことなので、受験の際は是非ご活用ください。（過去問題はこちらから）

合格判断基準

入試点数配分は全学部共通で以下のようになっています。

試験内容	配点
小論文もしくは総合問題	100点
面接	100点
英語資格	10点（加点）
合計	200点＋加点

試験対策

小論文もしくは総合問題

先述の通り、横浜市立大学では国内大学のIB入試では珍しいことに過去問題をウェブサイトにて掲載しています。これらを有効的に活用することを強くお勧めします。また、試験内容は英語ではなく、日本語のため、普段から英語でIBを学習している人は日本語で問題を解く練習も必要かもしれません。

英語資格

募集要項にもある通り、横浜市立大学は様々な英語資格で受験することができます。また、合格判断基準の表でも記載されているように、英語資格の点数によっては加点があるので、自分に一番合った、点数の取りやすい英語資格の取得がおすすめです。

面接

面接では志望理由をはじめ、関心のある分野や将来の進路などについて聞かれる可能性が高いです。あらかじめ自分の考えを明確にして多少イレギュラーな質問が来ても回答ができる柔軟性も鍛えておきましょう。面接の有効的な対策として、自己分析をしてみるのもいいかもしれません。

併願は可能？

横浜市立大学のIB入試では同大学の学部別の併願はできませんが、他大学との併願は可能です。また、試験内容も他大学の総合型選抜と似ている箇所も多々あるので、試験対策も他大学と並立して行うこともできます。併願ができ、特別な対策も必要ないので多くのIB生にとっては受験しやすい大学になるのではないでしょうか。