【大学インタビュー】University of Essex(エセックス大学)は社会科学系に興味がある学生に特にオススメ!

2020年5月23日

緑に囲まれて自然豊かな University of Essex, Colchester Campus

University of Essexはイギリスにある4年制の公立総合大学で、15,000人を超える学生が在籍しており、学部生だけでも10,000人以上の学生が在籍しています。国際関係学や政治学など、社会科学系の分野で特に高い評価を受けており、教育、研究の両面で世界でもトップクラスの大学です。

主な大学ランキングでの評価

・University of the Year (THE Awards 2018)
世界Top 20 (most international student community; THE World University Rankings 2018)
世界Top 10 (Political Science & International Relations; Centre for World University Rankings 2017)
世界Top 50 (Law and Social sciences; THE World University Rankings 2018)
世界Top 50 (Politics and Sociology; QS World University Rankings by Subject 2019)

今回インタビューさせていただいた方

Edmundo Hernandez-Martinez さんとのインタビュー風景

University of Essexで20年以上にわたりInternational Officerとして日本担当をしているEdmundo Hernandez-Martinezさんにインタビューし、大学や学生生活、入試情報について聞いてきました。

University of Essex の特徴

まずは大学のロケーションについて教えてください。

キャンパスのあるコルチェスターはロンドンの中心部からおよそ100km、電車で約1時間の距離にあるので、簡単にロンドンに行くことができます。コルチェスターは適度にロンドンに近く、小さな町なので都市部と比べて治安が良く住みやすいです。イギリス最古の都市と言われることもあるように、ローマ支配時代の名残がある建物も残っていて、中世ヨーロッパの面影がある街並みもとても綺麗です。

中世の趣を残す Colchester Castle Park

University of Essexの特徴はなんですか?

大学の特徴を一言で表すとすると”nonconformist”です。設立されたのは1964年と他の大学に比べてまだ若いですが、初めのうちは戦争や武力行使などに対するデモの最前線だったので、急進的な左派の大学でした。現在では左派的傾向はだいぶ薄まっていますが、今でもその名残で「常にどうすれば周りと違う考え方をできるか模索する」というような考え方が大学全体に浸透しています。

また、留学生が多く、国際的な環境であることも特徴の1つです。140以上の国から学生が集まっていて、全体の1/3以上を占めるのはイギリス国外からの学生です。全学生の14%がEU内の国から、22%はEU外の国から来ているので、国際的な環境という観点ではTimes Higher Educationの大学ランキングでも世界トップ20に入ります。ロンドンの大学に次いで国内でも有数の多様性だと言えます。教室だけでなく寮でも様々な国籍の学生に囲まれるため、非常に刺激的な学生生活を送ることができます。

University of Essex の人気学部

どういった学部が有名ですか?

社会科学系の分野の評価が高いので、国際関係学や国際開発学、政治学、社会学、経済学、言語学などが有名です。理系分野でもSTEM(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)用の校舎を新しく建てたりしているので、生物科学やコンピューターサイエンス、ロボティクス、AIなどの分野にも力を入れています。数学は学部としては大きくないですが、最近注目されているデータサイエンスの分野に強く、ここも有名です。

Business School Building

受験者のかたは、他にどういった大学を併願していることが多いですか?

社会科学系などの文系分野を志望する学生はLondon School of EconomicsやUniversity of Warwick、University of Sussexなどの大学を併願することが多いです。理系分野を志望する学生は少し違うグループの大学を見ていて、University of East AngliaやUniversity of Kentなどを志望する学生が多いです。

ロンドンなどの大都市ではなく、コルチェスターのような小さな町の大学に進学するメリットはあるとお考えですか?

レストランやスーパーなど、日常生活に必要なものがキャンパス周辺にまとまっているので、大学の近くに住みながら学校に通うことができます。学生の多くがキャンパスの近くに住んでおり、学生同士の結びつきもより強くなって、クラブ活動など大学のコミュニティでの活動も活発です。なので、勉強するときとリラックスする時のメリハリがつきやすくなります。それに、都市部の大学と比べて規模がそれほど大きくないので、教員の面倒見が良く、きめ細かい丁寧な指導を通して力をつけることができます。

University of Essex の日本人留学生について

留学生に期待していることはありますか?

留学生は海外でイギリスの高校生とは違う経験をしてきているので、授業や大学のクラブ活動に積極的に参加して自分たちの経験や考え方を共有してほしいと思います。ただ自分の考えなどを共有するだけでも、海外での経験や考え方はイギリス人の学生にとって刺激になるはずです。もちろん、イギリス人の学生や他の国からの留学生の考え方などを聞いて、日本人の学生にとっても何か学ぶことがあるはずです。そういったように、大学の授業やコミュニティの多様性に貢献して欲しいと思っています。

Colchester Campus の様子

毎年どれくらいの留学生が入学していますか?

留学生の数に関して制限をかけてはいませんが、留学生の数は全体の約1/3ほどで、その中でも中国やアメリカからの留学生が多いです。近年の日本人の入学者数は、交換留学などを除いて20人前後です。20~30年前はもっと多くの日本人が留学していましたが、オーストラリアなど他の国への進学手段が増えたこともあって、イギリスへの留学者数が全体的に減ってきている印象があります。私たちは日本人の入学者数を制限しているわけではないので、出願していただければ積極的に検討したいと考えています。

日本人の卒業生ではどういった人がいますか?

あまり多くの日本人の進路を覚えているわけではないですが、University of Essexを卒業してから国連で働いている女性はいます。この方はUniversity of Essexの学士課程で政治学と国際関係学を学んで、海外の大学院での修士課程を挟んで国連に就職しました。他には、University of Essexで政治学を学び、帰国後に外資系のコンサルティングファームに就職した男性もいます。

入学後はどういったサポートを受けることができますか?

アカデミックな面では、出身校の使用言語にかかわらず英語のplacement testを受けてもらいます。その点数によって無料で英語の授業を提供したりして、授業を受ける上で語学面の問題がないようにサポートをしています。あと、数学やコンピュータースキルなどのサポートも必要に応じてしています。

学生生活に関しては、大学内に医師が常駐しているヘルスセンターがあるので、留学生の健康面のサポートもしています。ヘルスセンターにはカウンセラーもいるので、メンタルケアなど慣れない環境での生活にも対応しています。大学には日本人学生のコミュニティもあるため、そういったところで現地にいる日本人同士で母語で話したり、情報共有をしたりすることもできます。

Colchester Campus 内にある Wivenhoe House Hotel

University of Essex への出願

授業料など金銭的な負担はどれくらいですか?

学部にもよりますが、授業料は1年間で約15,000ポンド(約2,200,000円)です。その他に生活費がかかりますが、キャンパス内には学生寮も多くるので、学生寮に住む場合は1ヶ月当たり約350ポンド(約50,000円)から住むことができます。

奨学金は数に限りがありますが、大学や学部から提供されているものを受けることもできます。ただ、IBスコアが34以上で入学許可を得たIB生に関しては、その他の条件に関係なく、全員が一律で年間2000ポンドの奨学金を得ることができます。

出願条件について教えてください。

出願要件はプログラムによりますが、多くはIBスコアが30〜32で、成績表や英語要件などがあります。面接を課している場合もあります。

しかし、IBスコアなどの特定の要素だけを重視しているわけではないので、出願してもらったものを満遍なく評価しています。仮に物理の成績が極端に悪い学生がいたとしても、その学生が言語学や歴史学などの他の分野に興味がある場合は、悪い部分に目を向けるのではなく、自分の希望する分野と関わりが強い科目の成績を評価するようにしています。たとえ成績の悪い科目があったとしても、それだけでマイナス評価に繋がるわけではありません。

例えば、もしIBスコアが30で最低スコアを満たしていなくても、他の出願内容を考慮して合格を出す場合もあります。なので、要件を満たしていないからといって諦めないで出願してみてください。

24時間利用できる Albert Sloman Library

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留学を考えている学生に向けて

留学しようとしている学生に向けてメッセージをいただけますか?

University of Essexやイギリスの大学に限らず、海外留学を通して国や文化による違いを直接肌で感じたり目にしたりすることは非常に良い経験になると思います。特に、University of Essexであれば留学生も多いので、寮の隣の部屋にも全く違う国からの学生が生活したりしていて、共用スペースなどでは頻繁に違う国の文化にも触れることになります。若いときに異文化に触れた経験は、将来を考えていく上で非常に大きな影響があると思います。

University of Essex の入試情報はUniv-it!で検索!

ランキングにもあるように、社会科学系の分野ではUniversity of Essexは世界でもトップクラスの大学です。実際、日本人学生の多くは国際関係学や政治学、経済学、言語学などの学部に在籍していますし、もしそういった分野に興味があるのであればUniversity of Essexは留学先として最適なのではないでしょうか。

また、社会科学系の分野に限らず、全体を通してUniversity of Essexの教育水準は高く評価されています。留学先というと都市部の有名大学に目が向きがちですが、Unviersity of Essexのような教員と学生の距離が近い、面倒見の良い大学で学生生活を送ることも考えてみてください。

この記事を通してUniversity of Essexに興味を持たれた方はぜひ大学HPもチェックしてみてください。

公式サイト(英語):University of Essex Official Website

University of Essex

学部:
Acting; Biological Sciences; Computer Science and Electronic Engineering; Economics; Business; Health and Social Care; History; Languages and Linguistics; Law and Human Rights; Liberal Studies and Area Studies; Literature, Film and Theatre Studies; Mathematics and Actuarial Science; Philosophy and Art History; Politics and International Relations; Psychology; Psychological and Psychoanalytic Studies; Sociology and Criminology; Sports, Rehabilitation and Exercise Sciences
選抜方法:
書類審査・プログラムによってはインタビューあり