【IB生の大学受験体験談】上智大学に進学した川元さん

2019年8月15日

タイでIBDPを取得し、上智大学へ進学した川元さんのIB時代についてインタビューしてきました!受験から入学までのスケジュールや、IBは受験においてどれほど有利に働いたのかなどを教えてもらいました。これから大学受験を控えているIB生の皆さんはぜひ参考にしてください!

 

川元さんのプロフィール

■利用した入試制度
帰国子女入試
■所属大学
上智大学/文学部ドイツ文学科
■IB取得科目
【HL】Japanese A Language and Literature/Visual Arts
【SL】English B/Mathematics/Biology

進学した大学の志望理由を教えてください。

高校生までは英語とタイ語をいう環境に身を置いていたのですが、大学生になってからはまた違う言語を学びたいと思うようになりました。そんな時に出会ったのがベルンハルト・シュリンクの【朗読者】というドイツ文学で、ドイツ語で書かれた原作をドイツ語で読めたらかっこいいだろうな〜など、また世界も広がるだろうな〜と思い進学することに決めました。というのもドイツ文学を「ドイツ語」で解釈する作品と、翻訳されて「日本」というフィルターを通して解釈される作品とでは、自ずと作品の解釈が異なると思ったからです。また文学作品だけでなくドイツのお城等の建築様式も大好きで、日本とドイツの文化・社会的背景の相違点に当時から気づかされることもおく、ドイツのあらゆる文化表現を理解したいと思ったのも一つの理由です。

 

大学受験、選択においてIBDPの資格は有利に働いたと思いますか?

私はCertificateだったので出願時にはTOEFLとSATのスコアのみを提出しました。ですが、IBをやっていたことで面接内で「なんでFull Diplomaじゃないの?」などとTOEFLとSATに移行した理由など興味を持ってもらうことも多かったので、IBはやっていてよかったなと思いました。

また、帰国子女受験は学校にもよると思いますが、慶應など書類審査(IBやSAT)を重視する学校もあれば、早稲田や上智のような当日の筆記試験を重視する学校もあります。なので早稲田や上智に行きたいならそこまでIBDPにこだわらなくてもいいのかなとも正直思います。今思えばSATに割いていた時間を小論文や現代文対策に当てていれば当時苦労しなかったのでは?とも少し思ったりもします。

 

入学までのスケジュールを時系列で教えてください。

2012年頃6月頃 なんとなく先輩の影響もあり上智に行きたいな〜と思い始めバンコクにある塾でTOEFLとSATの勉強を開始。
2014年6月 卒業
2014年6月〜予備校に通い始め、帰国子女受験の準備を始める。
2014年7月か8月ぐらい 私大の出願(早稲田・上智・ICU・青学)
2014年8月〜9月 私大の合格発表
2014年9月〜2月 国立大受験(一橋)
2014年3月 国立に落ちたため、私大に入学を決意
以上の時系列で入学を決定しました。

 

大学に入学して、IBの学習方法が役に立っていると思う点・苦労した点はありますか?

探究心は勉強と課外活動両方に役立っていると思います。勉強面ではドイツ語の習得にはかなり苦労したのですが、自分の興味のある文学や文化を自分の納得がいくまでとことん追求することが出来ました。上でも少し書いた通り、元々【朗読者】という文学に興味があったのですが、ドイツの歴史を知っていくうちに今ではドイツ映画とヒトラーの関係性などに興味を持ち、当初とは全く異なる分野の研究をしております。

一方で日本の大学の講義はグループワークや討論の場がなく、友達と意見を交換する機会が少ないので退屈な時もありました。また当然自分の周りには日本で暮らしてきた子達が多かったので、自分との考え方の違いに葛藤を覚えることもあり、なぜ日本の大学に入ったんだろうと、日々疑問に思うこともありました。

また課外活動ではサークルも勿論やっていましたが、ボランティア活動に注力しておりました。高校生の頃からボランティア活動はやっており、自分が動くことで誰かが笑顔になれる世界は素敵だと思い今でも続けております。先日は沖縄へ2週間ほどボランティアに行ってきました。確かに疲れはするのですが、それ以上に得るものがあって学ぶことも多いです。

 

将来の夢を教えてください!

私は金融会社に就職したいと考えています。せっかく英語、ドイツ語、タイ語と学んできましたので語学を活かせればとは思っておりますし、何よりも仕事を通して発展途上国の貢献に携わりたいと考えております!


石川さん、ご協力ありがとうございました!
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