日本で英語で経済学を学ぶ!慶應PEARLの魅力と2025年度最新入試情報

日本の難関大学で英語で勉強したい、と考えているIB生のみなさん!

慶應義塾大学の経済学部PEARL(Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership)を知っていますか?

PEARLは慶應義塾大学の経済学部にある、英語で経済学を学べるプログラムです。

なんとこの学部、IBディプロマと英語の言語認定だけで受験できるんです!

  • 海外インター歴が長い人
  • 英語の方が得意だけど大学は日本に行きたいIB生
  • 本当は海外大に行きたいと思っている日本のIB生
  • 日本にいながら英語で学べる環境が欲しいIB生
  • 6月に卒業してストレートに日本の大学に進学したい海外IB生

どんな学部なのか、どうやって受験するのか、学部紹介から必要提出書類とその締め切りまでご紹介します!

PEARLってどんなプログラム?

PEARLは全授業英語で行われるため、英語で勉強をすることに慣れている海外歴が長いIB生に向いています。さらに、9月入学のため、6月に海外インターを卒業しそのままギャップイヤーなしで日本の大学に進学できます。PEARLの詳しい情報はこちらから確認できます。

PEARLの魅力

就職に強い

PEARL卒業生はみずほ銀行、三菱、三井住友銀行など大手の銀行に就職する人が多いようです。

国内で(しかも都内で)経済学を英語で学べる

そもそも英語で学べる国内大学は限られています。中でも経済学に特化したプログラムは貴重と言えるでしょう。

優秀な先輩が多く人脈が広がる

慶應義塾大学は日本の私立トップ大学です。優秀な人材も集まりやすく、歴史ある大学だから人脈が広がるという声もありました。

現役生にPEARLを選んだ理由を聞いたところ以上の回答でした。

他にもPEARLの魅力として次のような点があげられます。

交換留学、ダブルディグリープログラムが充実している

  • パリ政治学院、ボッコーニ大学、ケルン大学、ブランダイス大学、スティーヴンス工科大学とのダブルディグリーが可能
  • アジア、ヨーロッパ、米国の教育機関との交換留学が可能(詳しくはこちらから確認できます)

HEC経営大学院との学部・修士5年プログラム

このプログラムはPEARLの学生にのみ実施されているもので、5年間で慶應義塾大学経済学士号とHEC 経営大学院修士号(Master in Management)を取得できます(詳しくはこちらから)

PEARL入試情報

この記事では現時点で公式に発表されている情報をもとに説明します。現在、2025年入学の情報が公開されました。最新情報は慶應義塾大学の公式サイトから確認してください。

基本的な概要

大学名
学部
プログラム名
慶應義塾大学
経済学部
PEARL
期間と取得学位 慶應義塾大学経済学士号(4年)
HEC 経営大学院修士号(5年)
※学部・修士5年プログラムに参加した場合のみ
入試名 PEARL入試
出願資格 IB(またはSAT、ACT)のスコア保有者
*IBの科目選択は問わない
併願可能
選抜方法 書類選考(面接なし)
定員 約100名
入学時期 9月
学費 2025年度は未定(2024年11月に確定)
2024年度の年間学費1,207,350円
2024年度の入学時に払う学費(入学金と秋学期の学費)803,725円
募集要項 募集要項はこちら

特に注目してほしいポイントは、IBに科目指定がないという点です。IBで経済学をとっていなくてもPEARL入試を受けられます。また、併願も可能なので他に興味のある学部の帰国生入試を受けることも、他の大学を受験することもできます。

慶應義塾大学

プログラム:
PEARL

PEARLの出願日程と締め切り

応募期間は期間は全部で三つあります。

※PEARL入学手続きの説明を日本語訳したものを抜粋
https://www.keio.ac.jp/en/admissions/undergraduate/pearl/

どの期間に応募しても有利、不利ということはありません。しかし、一回の応募期間に不合格となってしまってもその後の応募期間に再度応募することが可能です。ですから再度チャレンジできる、という点から第三回の最終応募期間に出願するよりも第一回、第二回の方がいいのかもしれません。

PEARLに出願する方法

出願手続きは全てオンライン申請システム通称”TAO”から行えます。海外に住んでいるIB生にとっては郵送などしなくて済むので安心ですね。

PEARLの出願に必要な書類、提出物

必要なのはIBDP(またはPredicted Score)と英語の言語認定(TOEFL iBT® scores及び/またはIELTS Academic Module scores)です。English Aをとっていても、英語DPをとっていても関係なく、全ての受験者に英語の認定試験のスコア提出が求められているので注意しましょう。IBの指定科目、足切り点はありません。この二つのスコアは、試験機関が直接TAOに提出する必要があります。

その他にも以下の書類を締め切り前に揃えて提出する必要があります。

  • 卒業証書
  • 成績証明書
  • 学歴を含む自己紹介
  • 志望動機
  • 推薦状(学校の先生からなど)
  • 二分間のビデオ(面接試験がない代わり)

提出書類の中には、学校が直接TAOに提出するものと受験生が自分でTAOに提出するものがあります。推薦状は先生が余裕を持てるように早めにお願いするといいですね。また、提出書類は全て英語である必要があります。

PEARL入試の倍率とIB目安点

現在慶應のウェブサイトで発表されている入学統計を見ると、第三回の倍率が最も高く、第一回の倍率が最も低い傾向にあることがわかります。2024年度の倍率は以下のようでした。

第一回: 約2.57倍 (270/105)
第二回: 約4.19倍 (226/54)
第三回: 約4.06倍 (142/35)

また、受験者数は年々増加傾向にあることから、今度も倍率も高くなることが予想されます。
PEARL入試のIBの目安点は公開されていません。参考までに、
EDUBAL教師の中では39点以上で進学している人が多かったです。ただ、点数だけで合格が決まるものではありません。39点以下で受かっている人もいますので、39点はあくまで目安としてみてください。

最後に

今回は国内の、英語で経済学部を学べるプログラムPEARLの2025年度最新情報を紹介しました。Univ-it!では引き続きIBを使ってアプライできる国内トップ大学の紹介をしていくのでお見逃しなく!