海外大学志望者必見!メルボルン大学紹介及び在学生インタビュー!

「オーストラリアの大学に進学したいけど、どこの大学がいいのかわからない」

「海外大学には進学したいけど、どの国にしよう」

このような悩みを持っているIB生も多いと思います。そこで今回は、日本人に人気のメルボルン大学(University of Melbourne)について紹介します。また、IB出身の在学生にもインタビューしているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

メルボルン大学ってどんな大学?

メルボルン大学はオーストラリアの総合大学で、南東部の大都市、メルボルンの中心部にあります。また、QS世界ランキングはオーストラリアの中で1番高く、2024年版で14位、2025年版で13位です。人文科学や生命科学などでは分野別ランキングでも上位に入っており、メルボルン大学の中でも特に高い評価を受けています。世界の暮らしやすい都市ランキングで5年連続1位に選ばれているように、メルボルンは大学以外にも魅力的な点が多く、留学生からも人気です。

メルボルン大学についての基本情報

QS世界ランキング2025 13位
学生数(うち学部生数) 54000人(27000人)
人気学部 Faculty of Arts, Faculty of Science
留学生の割合 45%
必要IBスコア(目安) 30-35

 

メルボルン大学の出願方法

オーストラリアでは、国内学生向けの出願システムはありますが、海外からの場合は大学ごとに直接出願する必要があり、大学のウェブサイトから出願手続きを行います。出願先の大学数に制限はないですが、大学によっては出願可能な専攻の数に上限が設けられている場合もあります。例えば、メルボルン大学の場合は最大3つまで専攻を選び、希望順に並べるように求められます。

オーストラリアの大学はIBDPのスコアを含む成績表と英語の外部試験スコアだけを提出する場合が多く、アメリカやイギリスと比較して出願の負担は大きくありません。また、メルボルン大学では、“guaranteed entry”という制度が採用されており、専攻ごとに指定されたIBスコアと科目要件を満たすことで合格の確約を得ることができます。大学によっては国内の学生のみを対象にしている場合もあるため確認が必要ですが、必要な条件をクリアしていれば確実にオファーをもらえるため、メルボルン大学は志望校の一つとして選択肢として考えやすいです。

例えば、2024年入学のBachelor of Scienceでは、以下のような条件が課されました。専攻によってIBスコア及び科目要件が異なるため、実際に出願を考える場合は確認が必要ですが、アメリカやイギリスの大学と比較すると、出願要件のハードルはそれほど高くありません。

IBスコア 31点
科目要件 ・数学AI(HL 4)または数学AA(SL 4/HL 4)
・生物(SL 4/HL 4)、化学(SL 4/HL 4)、物理(SL 4/HL 4)のいずれか1科目
英語要件 TOEFL iBT 79、IELTS 6.5など
*IB English Bでも代替可能(SL 4/HL 4)

 

メルボルン生へのインタビュー!

今回は現役メルボルン生のAさんにインタビューし、普段の生活や勉強の様子などを聞いてみました。是非参考にしてみて下さい。

Aさんの経歴について

Q:Aさんについて教えてください。

Aメルボルン大学のBachelor of ScienceでComputer Scienceと Data Science を学んでいる大学2年生です。大学自体は3年制ですが、Honoursと呼ばれるプログラムに所属することで4年制になることもあります。中学校から海外のインターナショナルスクールに通い、高校ではIBDPを取得しました。

Q:IBDPの選択科目と点数を教えてください。

AHLでMath AA、Chemistry、Japanese Literature Aの3科目を選択しました。SLはBiology、English A、ESS を選択しました。TOKなどの3点を除いた合計は38点でした。

進路の選び方について

Q:海外の大学に進学した理由を教えてください。

A日本の大学にも出願しましたが、海外の大学に進学することで、よりグローバルな環境に身を置き、挑戦してみたいと思いました。オーストラリアの大学を選んだ理由としては、アメリカ、カナダは学費が高く、それらと比較するとシンガポールやオーストラリアの大学はその半分~2/3程度だったからです。また、シンガポールは学問に厳しい(アカデミックな人が多い)イメージもあり、オーストラリアにしました。イギリスの大学は応募する段階で専攻をすぐに決めなければならないことから、まだ具体的に何を勉強したいか決まっていなかったため、イギリスは選択肢から外しました。

Q:数ある大学の中でメルボルン大学を選んだ理由はなんですか?また、他にはどういった大学を考えていましたか?

Aオーストラリア国内のみならず、世界でも知名度がある大学だったため、メルボルン大学を選びました。また、大学独自の履修システムを利用することで、幅広いコースを選択できる点が大変魅力的に感じました。大学出願時はまだやりたいことが決まっていなかったので、様々な分野の科目を履修することができ、3年生になってから専攻を決める制度を設けていたこの大学に決めました。メルボルン大学以外では、国内大学ではICU、海外大学ではカナダのトロント大学を受験しました。

出願と選考について

Q:どのようにメルボルン大学に出願したか教えてください。

Aメルボルン大学の入学時期が2月ということもあり、IBDPの5月試験の結果が出た7月に出願しました。イギリスのUCASのようなシステムがないため、大学のウェブサイトから直接出願しました。提出書類としてはIBDPの試験結果と、TOEFLのスコアの二点でした。特に志望理由書などを求められなかったので、選考ではスコアが重視されていると感じました。

Q:奨学金はありますか?

A私自身は奨学金は利用していません。ただ、IBスコアが42点以上だと奨学金の対象として検討されるようなので、チャンスがある人は是非目指してみてください。

オーストラリアでの大学生活について

Q:入学してから、学業面で大変だったことはありますか?

A高校での勉強と比較して、科目の進むスピード、レベルが段違いだと感じています。また、在学していた高校は少人数だったため、先生が自分の理解度を確認してくれていましたが、大学では全てを自分でやらないといけない点も慣れるまで時間がかかりました。大学のレクチャーでは教授1人に対して生徒50人から100人と大人数で受講することが多いです。一方で、チュートリアルになると小さめのクラスで、チューターからサポートを受けることができるのでうまく活用することを心がけています。また、consoltation hoursと呼ばれる時間があり、教授に直接質問する機会も設けられています。教授と直接話すことで理解度も深まり、勉強へのやる気も上がると思っているので、できるだけ参加するようにしています。

Q:学業面以外(生活の中)で大変だったことはなんですか?

A生活する上で、今まで親がやってくれてたことを全部自分でやらないといけなくなった点は非常に困りました。今までは勉強だけを気にしていましたが、大学に入学してからは勉強面以外のことも自分でやらないといけなくなり、大変だと感じています。また、物価が高いため、節約しようとすると好きなものが食べられなくなってしまうことも悩みどころです。

進学準備について

Q大学進学前に知っておきたかった情報はありますか?

A大学に入ったら自然と人間関係ができるものだと考えていましたが、入学してみてから自主的に動くことが大切だと感じています。イベントなどに参加することで、自らの手でコミュニティを広げていく努力が必要です。また、メルボルン大学では、多種多様なバックグラウンドを持った仲間と学ぶことができ、イベントなどが多いところも魅力の一つだと感じています。こういったイベントに積極的に参加することで、より一層大学生活を充実させることができると考えています。

IB生へのアドバイス

:最後にメルボルン大学に進学を考えているIB生にアドバイスをお願いします。

出願に関しては、メルボルン大学はスコアしか見ないということは知っておいて損はないかと思います。もし可能であれば、奨学金の対象である42点以上を目指すことができればベストです。また、志望理由書などの提出もないため、出願準備に時間を割く必要がなく、高校の勉強に集中して取り組むことで良い結果が得られると考えています。皆さん頑張ってください。

最後に

今回のメルボルン大学の紹介記事はいかがだったでしょうか。海外大学志望の方は志望校を絞るのは大変だとは思いますが、参考にしてみてください。

もし興味のある分野がある場合は、Univ-it!でメルボルン大学を検索して、入試情報を確認してみてください。

メルボルン大学

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海外大学