【IB生に人気】マンチェスター大学紹介:IBから進学した在学生にインタビュー!

2024年5月28日

イギリスには世界ランキング50位以内の大学が数多く存在しており、マンチェスター大学もその1つです。マンチェスター大学は全ての学部にIBを使って出願をすることが可能で、出願に必要とされるIBスコアも他のトップ校と比べてあまり高くないことから、IB生に非常に人気のある大学となっております。今回の記事では、そんなマンチェスター大学の基本情報や出願方法をお伝えするとともに、現役在学生のインタビューをご共有いたします。

マンチェスター大学の基本的な情報

マンチェスター大学(The University of Manchester)は、マンチェスターというイギリスの第二の都市に位置しています。1824年に創立されて以来25人のノーベル賞受賞者を輩出しており、教育環境だけではなく研究環境も非常に整った大学です。イギリスの有名な研究型大学で構成されたラッセル・グループにも加盟しており、毎年多くの研究助成金を受け取っています。また、2022年にはイギリスで1番出願数が多かった大学で、生徒数もイギリスの大学の中で3位のマンモス校です。

QS世界ランキング2024 世界: 32位 (2023年は28位)
イギリス内: 6位 (2023年は6位)
出願時期 (2025年入学の場合) 2024年9月〜2025年1月
入学時期 (2025年入学の場合) 2025年9月
学生数 40000人以上
学生と院生の割合 大学生(学士):65%
大学院生(修士):35%
留学生の人数 10000人以上
学位の数 1100以上
人気な学科 Business, Management, Finance, Physics, Engineering, Maths
合格の目安となるIBスコア
(2025年進学の場合の例)
Bachelor in Drama: 35点以上
Bachelor in Marketing: 36点以上
Bachelor in Finance: 36点以上
Bachelor in Physics: 38点以上
Bachelor in Mechanical Engineering: 38点以上
Bachelor in Computer Science: 39点以上
必要なIELTSスコア ほとんどの学部で6.5以上

出願方法 

出願の流れ

マンチェスター大学に出願をする際は、イギリスの大学の共通出願システムであるUCAS (Universities and Colleges Admissions Service) を利用します。UCASを利用すれば、出願に必要な書類を毎年最大5つの大学に一斉にオンラインで送信することが可能です。UCASのアカウントは、こちらのリンクから新規登録ができます。UCASを通じて出願状況の追跡や合否の結果などを確認することが可能です。

新規登録を終えた後は、UCASの指示に従えば簡単に大学に出願をすることができます。簡易的にUCASを使った出願の流れをご説明をすると、①出願する大学を5つ選択→②個人情報を記入→③必要書類を添付→④出願となります。②で必要な個人情報は、住所や、IELTSの点数や、学歴などです。③の必要書類は、推薦状や、過去3年間の成績や、Personal Statementや、IB/予測スコアなどです。推薦状や成績表は、高校に用意をしてもらう必要があります。高校によっては、必要書類を先生がUCASに添付してくれる場合もあります。

出願をする際に1番大変な作業はPersonal Statementを書くことです。Personal Statementは大体3ヶ月かけて、少しずつ書き進めていくことをおすすめします。また、イギリスの大学は一年に5校しか出願できないので、慎重に大学と学部を選択する必要があります。

合格の目安となるIBスコア

マンチェスター大学の公式サイトでは、合格の目安となるIBスコアが公開されています。獲得したIB/予測スコアが公開されているもの以上でないと、出願をしても合格をすることは難しいです。目安のスコアは、各学部によって違います。2025年にマンチェスター大学に出願をする際に目安となるスコアは、こちらのリンクから確認できます。進学をしたい学部名をクリックした後、「Entry Requiremets」の欄を見ると、「Typical International Baccalaureate offer」が記載されています。

ファウンデーションコース(準備期間コース)

獲得したIBやIELTSの結果が、マンチェスター大学出願時の目安スコアに達していなくても、1年間のファウンデーションコースを経由することで大学学部課程へ進学をすることが可能です。実際に、この方法でマンチェスター大学に在籍している留学生(日本人を含む)が沢山います。獲得した自分のスコアでは第一志望の学部に出願をできなくても、ファウンデーションコースを経由すれば妥協をせずに自分の学びたい学部に進学できます。

例えば、Bachelor in Aerospace Engineering(航空工学科)に出願をする際に合格の目安となるIBスコアは37点ですが、航空工学科のファウンデーションコースの合格の目安は32点です。従って、IBスコアが32点に達していれば、1年間の準備期間を終えた後に大学の航空工学科に進学ができます。しかし、全てのファウンデーションコース生がUniversity of Manchesterに進学ができるとは限らないです。1年間、好成績を保ち続けた学生のみ、進学できるようです。

学部などにもよりますが、ファウンデーションコースはイギリスだけではなくアイルランドや日本などでも受講可能です。しかし、ファウンデーションコースを提供している学部はあまり多くありません。詳しい情報を知りたい方は、以下のリンクをご確認ください。

  1. コースの日本語の公式サイト:こちらをクリック
  2. コースを提供している学部名:こちらをクリック

マンチェスター大学の特徴的な施設

Alan Gilbert:Alan Gilbertという4階建ての自習専用の建物があり、毎日24時間利用可能です。デスクトップパソコンが多数設置されていて、カフェと隣接しているので、テスト期間に勉強をするのにぴったりです。Googleマップ→こちらをクリック

Engineering Building:Engineering and Science学部の建物が2022年に新しく建ちました。この建物の建設には約70億円が投資され、最新の技術が使用可能な研究室や、綺麗なレクチャールームがあり、勉強のモチベーションになります。大学で1番大きな建物です。Googleマップ→こちらをクリック

Manchester Aquatics Centre:様々な器具が揃っているジムと、50メートルのプールと、サウナを備えた施設が、月3000円ほどで利用し放題です。Googleマップ→こちらをクリック

個性的な寮:大学に22個の寮あり、食事付きの寮、自分の浴室付きの寮、パーティーざんまいの寮など、それぞれに個性があります。ほとんどの寮にはバーや卓球室やスカッシュ室や自習室などがあります。1番大学から離れている寮は講義室までバスで15分かかります。大学の寮を検索できる公式サイトこちらをクリック

現役マンチェスター生にインタビュー 

今回は、実際にマンチェスター大学でMechanical Engineeringを専攻している秋原さんにインタビューをしました。リアルな情報をお届けしているので、皆さんがマンチェスター大学への進学を考える際に参考になれば幸いです。

学業に関する質問

Q:1週間のタイムテーブルはどんな感じですか?

A:私が専攻しているMechanical Engineeringでは、毎週必ず合計14時間ほどの講義と3時間ほどのセミナーがあり、たまに2時間の実験があります。私のとある一週間のタイムテーブルの写真をご共有したいと思います。

写真から見てわかる通り、コマ数は多くなく、1コマの長さも科目によって全く違います。写真の週は実験が2回あり、少し珍しいです。講義がすごくスピーディーに進むので、どの科目でも必ず自習をしなくてはついていけません。講義は約300人の生徒が同時に受けるはずですが、参加をせずに参考書や講義の録画を使って自習をする生徒も多いため、毎回約100人しかいません。セミナー(写真ではTutorial)の人数は科目によって違いますが、大体20〜30人の生徒が同時に受けます。

Q: 単位数は何個ですか?

A:他の学科は分かりませんが、Mechanical Engineeringは3年間のコースで、毎年ピッタリ110単位を取らなくてはいけません。110単位以下も以上も許されません。1科目が10単位なので、毎年11個の科目を履修する必要があります。1、2年目は科目を自分で選ぶことはできませんが、3年生になると2科目だけ自由に選択できます。

Q:大学の奨学金制度は充実していますか?

A:円安が進み、大学の学費が信じられないくらい高いのにも関わらず、奨学金制度は全く充実していません。留学生用の奨学金制度があるのですが、日本人は応募できません。なぜ日本人は応募ができないのか分かりませんが、非常に残念です。従って、奨学金は外部の制度に申し込むしかありません。

Q: 大学の魅力を2つ教えてください?

A:1つ目の魅力は大学の敷地が囲われておらず、街の中に大学が広がっていることです。市民プールや劇場の真横の建物で授業があったりするため、「大学に通う」という感覚がなく、ワークライフバランスを簡単に保てます。また、大学が街の中心部に非常に近いので、生活する上で非常に便利です。2つ目の魅力はマンチェスターが学生街だということです。市内にはマンチェスター大学の他に大きな大学が4つあるため、買い物をする際は学生割引も多く、バイト探しも簡単です。従って、留学生として安心感を持ってこの街に住めます。

大学生活に関する質問

Q:休日はなにをして過ごしていますか?

A:休日はジムとプールとサウナ付きの施設で息抜きをしています。大学の施設ではありませんが、学生割引を使えば月3000円で利用し放題です。また、マンチェスターはpub(イギリスの居酒屋)やナイトクラブが充実しており、18歳から利用可能です。さらに、マンチェスターにはCityとUnitedという2つの大きなサッカーチームの拠点があるので、世界最高峰のサッカーの試合をみることができます。

また、Alan Gilbertという4階建ての自習専用の建物で勉強をすることもあります。Alan Gilbertに飽きたら、市内にある個性的なカフェを巡りながら勉強をするのもおすすめです。

Q:寮生活で不便に感じることはありますか?

A:私の寮の費用は水道光熱費+週2回のクリーニング(共有スペースのみ)込みで1週間2万円ほどです。マンチェスター大学の寮の中では、非常に安い方です。寝室は1人用ですが、キッチンとリビングとシャワーとトイレを、男女8人で共有しています。シャワーとトイレは2つずつあります。同居人は非常に良い人の集まりなので、特に不便に感じることはありません。寮に入らず、自分で家を探す人もいますが、大学1年目は友達作りのために寮に入ることをおすすめします。留学生は、寮の申込日にさえ遅れなければ部屋を確保できます。

また、マンチェスターでの外食はすごくお金がかかりますが、自炊をする分には日本より安く済みます。アジア系の留学生も多いので、カレーのルーや納豆など日本の食品を扱っているスーパーも多いです。

Q:ソサエティ(サークルや部活)は充実していますか?

A400以上のソサエティがあるため、興味のある課外活動を見つけるのは簡単だと思います。同じソサエティでも、競技用とリクリエーション用に別れていることが多いため、新しいことに挑戦できます。入りたいソサエティが見つからない場合は、自分で立ち上げることも可能です。また、Japanese societyがあり、交流会や飲み会や企業説明会を主催しています。日本人だけではなく、日本に興味がある学生なら誰でも参加可能です。初めて参加した際にはマンチェスターに住んでいる日本人大学生の多さに驚きました。

出願に関する質問

Q:出願して合格するまでのスケジュールを教えてください。

A:私は、HLでPhysicsとMath AAとEnglish B、SLでChemistryとEconomicsとJapanese A Literatureを選択していました。イギリスの大学に出願をした際に私が犯した最大の間違いは、Personal Statementを出願のたった1ヶ月前に書き始めたことです。焦りながら書いたPersonal Statementには、目指す将来の姿や、理想の社会像などが描かれていませんでした。もっと余裕を持って早めに書き始めるか、出願の時期を遅らせてもよかったのかなと思います。私の出願から合格までのスケジュールをご共有します。

2022年6月:IELTSを受験

7月:高校のPredicted Grade(予測スコア)が発表される

8月:大学のリサーチを始める・Personal Statementを書き始める

10月:UCASで出願(Predicted Gradeを使用)

11月:条件付きの合格をいただく・IBの最終試験を受ける

2023年1月:IB試験の結果が発表される(結果が条件以上だったので合格が確定)

Q:周りの在学生はどのような理由でマンチェスター大学に進学をしていますか?

A:マンチェスター大学には、40000人以上の学生がいるので、理由は様々だと思います。University of Cambridgeにも受かったけどマンチェスター大学を選んだという人もいましたし、逆にUniversity of OxfordやImperial College Londonの滑り止めとして受験したという人もいます。また、ファウンデーションコースから進学した人も大勢います。マンチェスター大学は、多様性に満ちていて個性的な人と知り合える面白い大学だと思います。

 

最後に 

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が、マンチェスター大学の学業の詳細や、マンチェスターという街で暮らすことへの具体的なイメージをお伝えできていれば幸いです。この先、海外の大学にIBを使って出願をする方は、マンチェスター大学への出願を検討する際にぜひこの記事を参考にしてみてください。