意外と知られてない!IB生に有利な京都工芸繊維大学のダビンチ入試(IB入試)って?

『国内大学のIB入試って色々あって正直どこが良いのかわからない…』

『そもそも国内大学のIB入試ってどういう試験内容なの?』

こんな悩みを持っているIB生は多いと思います。筆者もIBを利用しての国内大学の受験を試みた際、どこの大学を受験するか、IBを使った入試とはどのような内容なのか、それからどのような対策をするかという点で非常に悩まされました。

そこで今回は皆さんにより多くの国内大学のIB入試の実態を知ってもらうべく、筆者も受験した京都工芸繊維大学のダビンチ入試を国内IB入試の一例として紹介したいと思います!

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京都工芸繊維大学ってどんな大学?

京都工芸繊維大学は京都の国立工科系単科大学です。実はあまり知られていませんが、工学や、芸術など様々な分野から国際的工科大学を目指しています。なので、IB教育を通して国際的な視点を培った皆さんのような生徒を強く求めていると言っても過言ではないです!ダビンチ入試と呼ばれるIB生に有利な入試も行っていて、毎年数名は必ずIB生が受験している大学でもあります。また、海外との提携校も多く、交換プログラムなどを通しての国際的な学習も可能な大学です。

京都工芸繊維大学のIB生が受けられる入試とは?

京都工芸繊維大学のIB入試の正式名称は「ダビンチ入試」です。ダビンチ入試には大きく分けて一般、グローバル、それから地域創生TechProgram※1の三つのカテゴリーに分けることができます。その中でも今回はIB生に特に有利なグローバルに焦点を当てて説明をしていきます。まずはじめに下の出願資格の簡易表をご覧ください。(内容は毎年変わる可能性がございます。受験の際は必ず募集要項をご確認ください。)

入試形式 出願資格、条件
ダビンチ入試

(グローバル)

  • その年の3月31日までに高等学校を卒業見込みの者
  • 国際バカロレア(IB)をその年の3月31日までに取得
  • 合格した場合の大学への入学確約

※1地域創生TechProgramは一般の他に地域、社会人が存在しますが、今回はIB生のための記事なので省略させていただきます。(詳しくは募集要項をご覧ください。)

入試形式は異なりますが、出願資格は全てに共通して同じのようです。また、ここで着目すべき一つ目の点としては、国際バカロレアをその年の3月31日までに取得しなければならないという点です。これにより、11月にIBDPの本試験を受ける人は出願が可能ですが、5月にIBDP入試がある人の場合の出願は難しいことがわかります。着目すべき2つ目の点としては、合格した場合への大学の入学確約の部分です。ここでの確約は一般的に専願と言われているもので、ダビンチ入試を合格した場合は原則として必ず京都工芸繊維大学に入学しなければなりません。また、さらに注意すべきこととしては、専願入試を二つ以上同時に出願しないようにすることです。仮に両大学とも合格した場合、どちらかの大学の規則を破ることになってしまいます。そうならないためにも、国内の特に国公立大学のIB入試の際はしっかりと募集要項を確認しておきましょう。IB入試の全体的な流れ!京都工芸繊維大学のダビンチ入試の流れは以下の通りです。

  • 京都工芸繊維大学のIB入試はまずはじめに、Webでの出願登録をしなければなりません。この出願登録のサイトは募集要項からアクセスできます。(昨年度の募集要項はこちら
  • インターネットでの出願と同じ提出期限で、各課程が求める出願書類も提出しなければなりません。令和3年度の募集要項に記載されていた主な出願書類としては次のものが挙げられます。
  • 入学願書
  • 志望理由書
  • 調査書
  • 国際バカロレア資格証明書のコピー及資格試験の成績証明書

願書はインターネット出願ページよりダウンロードしたものを、志望理由書もホームページよりダウンロードした様式に記入をします。調査書は学校長が作成した厳封したものを提出します。(詳しくは募集要項をご覧ください)また、ここでIB生の場合は追加で資格証明を提出しなければなりません。しかし、まだIB本試験の結果が出ていないので、この場合は学校で算出されたAnticipatedスコアを調査書の形式で提出するのが好ましいです。なお、提出書類について不明な点がある場合は必ず大学に学校を通して問合せをしましょう。 

3. 上記のステップで提出した書類は一次選考の書類審査に使用されます。昨年度の入試は新型コロナウィルス拡大の影響により、一次選考は書類審査のみとなったみたいです。筆者が受験した際は、一次選考ではレポート作成、英語の適正試験がありました。このように、年によって一次選考の内容が異なるので受験の際は必ず募集要項をご覧ください。 

4. 一次選考を合格した場合は、最終選考に進みます。ここでは受験する各学部課程が用意した形式での試験が行われます。去年の入試では、全ての学部課程で、その分野の講義を受け、それを基にレポート作成、それから英語のスピーキングとライティングテストが行われたみたいです。ここでいうレポート作成とは、通常のレポート作成ではなく、講義で得た情報を基に問題を解くような形式となっています。(筆者体験より)

試験内容の詳細そして対策

一次審査の場合

先ほどの入試の流れを見れば分かる通り、まずは第一関門の一次選考を合格しないことには何も始まりません!この一次選考の選考基準は明記されていませんが、提出書類を基に判断されるので、まずは志望理由書の内容はとても重要になってきます。なぜそこで学びたいのか、何をそこで学びたいのか、自分の将来にどう繋がるかなどの基本的な点はしっかりと十分に内容に盛り込むようにしましょう!また、志望理由書以外の判断材料としては、提出するIBスコアが挙げられます。京都工芸繊維大学のIB入試ではIBスコアの基準は設けられていません。しかし、やはりスコアは高ければ高いほど良いので、大学に提出する段階のAnticipatedスコアでもできるだけ高い点数を取れるようにしましょう。

最終選考の場合

先述の通り、最終選考での主な形式としては講義を聞き、それをベースにした問題(レポート)を解くというものと英語のリーディングとスピーキングテストです。どちらの内容も、本番次第のところもあるのできちんとした対策は難しいかと思われます。しかし、ここで国内IB入試ではとても珍しいことに過去の問題をなんとウェブサイトからダウンロードすることができます。これによって本番の内容とまでは行かないですが、ある程度の形式だったりレベルなどを確認することができます。(去年の入試の際に公開された過去問はこちらから!)また、講義やレポートの内容は自分の受験する分野関連なので、その分野の知識を身につけて行くと良いかもしれません。(筆者の場合はその分野の雑学知識が身につく本などを読んでました)英語のリーディングとスピーキング問題は過去問題もありますが、普段から英語で勉強しているIB生の皆さんならそこまでの心配はないかと思います。

IBとの両立はできる?できない?

日本の一条校など、11月にIBDPの本試験を受ける人にとって、ネックになるのが、国内大学の受験とIBDPの試験勉強の両立です。最終的にはIBDPの試験成績が一番大切となってきます。したがってこちらの勉強が疎かになってしまってはいけません。そんなことも考慮して、実際に京都工芸繊維大学のIB入試はIBDPの学習と両立することは可能でしょうか?私は十分可能だと思います!ただ受験の時期がIBの本試験の前、学校によってはMock試験と被る場合があるのでIBで培ったタイムマネジメント能力が試されます。出願書類の量自体は他大学と比べてもあまり変わらず、また過去問も公開されているので他の入試と比べたら準備の面からはそこまで多くはないかもしれません。ただ、やはり志望理由書の内容などしっかりと時間をかけるべき箇所もあるので先述の通りタイムマネジメントが鍵となってきます。

最後に!

今回は京都工芸繊維大学のIB入試について書かせていただきました!IBDPの本試験の学習は忙しく、その中での受験というのは大変そうに思えますが、今回紹介した京都工芸繊維大学は数ある国立大学IB入試の中でも学習との両立可能な受験ができると考えています!国内で受ける大学を悩んでいるIB生の皆さん京都工芸繊維大学を候補の一つに入れてはどうでしょうか!このようにUniv-it!ではIB生のためになる、受験等の情報を多く提供しています。その他にも国内IB入試実施大学の検索機能などもあります!このような有益な機能が無料で使えるので会員登録是非してみてください!

京都工芸繊維大学

入試系統:
ダビンチ入試
選抜方法:
書類選考/講義・レポート作成