【IB体験談】トロント大学に進学した長尾さん
日本でIBDPを取得し、トロント大学へ進学した長尾さんの大学受験についてインタビューしてきました!受験から入学までのスケジュールや、IBは受験においてどれほど有利に働いたのかなどを教えてもらいました。これから大学受験を控えているIB生の皆さんはぜひ参考にしてください!
長尾さんのプロフィール
■利用した入試制度
IB入試
■所属大学
トロント大学/Life Science, Human Biology
■IB取得校
玉川学園
■IB取得科目
【HL】English A Language and Literature/Japanese A Literature/ Biology
【SL】Chemistry/ Economics/ Mathematics
科目パッケージはどのように決めましたか?
私の所属する高校ではEnglishとJapaneseを履修することが必須だったので、English AとJapanese AをHLを履修することを最初に決めした。それ以外の科目に関しては、アメリカ・カナダ・イギリスの大学の提示している必修科目を参考に決めました。履修科目を決める時にはまだ志望校を決めていなかったので Time Higher Education (THE)というサイトの世界大学ランキングのBiological Scienceという項目の上位20位くらいに入る大学の必修科目を各大学のサイトで調べました。
生物学部の場合、Biology, Chemistry, Mathematicsを必要条件としている大学が多かったため、Biology HL, Chemistry SL, Mathematics SLを取りました。残りの1教科は自分の学んでみたかったEconomics SLを履修しました。
入学までのスケジュールを時系列で教えてください。
大学リサーチ:中3〜高2
■受験準備:TOEFLは中3の頃から何回か受けていました。SATは高1にSATの夏期講習を受講しから準備を始めました。
■出願:10月から12月
■合格発表:カナダの大学は11月末〜2月、アメリカは3月〜4月に発表されました。
■入学を決心した時期:5月はじめ
IBを勉強する上で工夫された勉強法などありますか?
- 過去問をひたすら解くこと
IBのサイトで販売している過去問を購入して何度も繰り返して過去問を解いていました。高校3年の夏休み前から過去問を解きはじめ、問題の傾向や回答の書き方を勉強しました。間違えた問題には印をつけて、時間が経ってからまた同じ問題を解くようにしていました。これを問題が解けるようになるまで繰り返していました。 - まとめノートを作る
DP試験は記憶するだけでは得点が取れません。Paper 2, Paper 3は特に自分の理解力が求められます。なので、各教科のまとめノートを作り、学んだことや覚えないといけないことを自分の言葉で説明できるようにしていました。このまとめノートを作る際に、過去問を解いて問題の傾向を知っていると、ここ聞かれそう!という範囲が何となくわかるので、よりクオリティの高いまとめノートを作ることができます。
IBを取得する上で、最も充実していたと感じることはなんですか?
勉強だけでなく課外活動も沢山できたことです。高校最後の2年間は勉強でとても忙しい時期ですが、その中でCASの活動が良い息抜きになっていました。CASはIB取得に必要なので、CASの活動をしている際に時間を無駄にしているといったネガティブな感情を持つことなく、勉強以外の活動ができてすごく楽しかったです。具体的に私は江ノ島でビーチクリーンをしたり、楽器を習ったり、部活動をしていました。私はIBを取得して、勉強だけでなく課外活動などを通して息抜きをすること、いろんな人と関わることの大切さを学びました。