IB生に大人気!早稲田大学の英語学位プログラム全6学部を紹介

今回は英語学位プログラム紹介記事の第三弾、早稲田大学の英語学位プログラムを紹介します。
早稲田大学は全部で6学部、英語で学位取得プログラムを実施しています。
この記事では、早稲田大学にある6学部を全てを紹介します!どんな学部があるのか、どうやって受験するのかを知りたい方は必読です!

早稲田の英語学位プログラムの魅力

  • 国内外から優秀な学生が集まる多文化環境
  • 国際社会で活躍できる人材を目指せる
  • 批判的思考力とコミュニケーション力を養うことができる
  • 異文化交流を通じて多様性への理解や視野を広げられる

早稲田大学

学部:
国際教養学部・文化構想学部・政治経済学部ほか

政治経済学部(School of Political Science and Economics)

早稲田大学政治経済学部の英語学位プログラム通称SPSEは、2010年に設立され、英語のみで学士(政治学、経済学、国際政治経済学)の学位を取得可能です。多国籍の学生と学ぶ環境で、少人数制授業を通じて分析力、表現力、行動力を育成します。カリキュラムは日本やアジアの政治経済に焦点を当て、国際的な視点を養います。また、政策提言能力やエクスターンシップを通じた実践的学習も提供されています。SPSEの詳しい情報はこちらから。

IB生のための入試情報

早稲田大学の政治経済学部のEnglish-based Undergraduate Programsでは一つの入試方法しかなく、IB生であれば誰でも受験可能です。 2025年度入学の出願期間は1月7日から2月10日です。出願はオンラインで行えます。
入試は、IBスコアやエッセイ、推薦状で書類選考が行われます。必要に応じて英語の語学テストのスコアも提出が求められます。また、場合によってはインタビューが課されることもあります。
IBの指定科目はありません。IBスコアに足切り点(最低基準点)はありませんが、過去3年の合格者のIBスコア平均点はコアを除く6教科の42点満点中38.1です。
倍率は2022年は2.4倍、2023年は1.6倍、2024年は2.8倍でした。

募集要項はこちらから確認できます。

社会科学部(TAISIプログラム)

早稲田の社会科学部には通称TAISI(Transnational and Interdisciplinary Studies in Social Innovation )とよばれる英語学位プログラムがあります。社会問題を解決するための革新的な視点とスキルを養います。国際的かつ学際的なカリキュラムを通じて、環境問題、貧困、不平等などのグローバルな課題に取り組む能力を育成します。フィールドワークやプロジェクトベースの学習も特徴です。TAISIの詳しい情報はこちらから。

IB生のための入試情報

早稲田大学の社会科学部のEnglish-based Undergraduate Programsでは一つの入試方法しかなく、IB生であれば誰でも受験可能です。 TAISIプログラムには出願期間が三回あります。2025年度入学の出願期間は1月7日から13日、1月14日から2月10日、4月28日から5月8日です。出願はオンラインで行えます。
入試は、IBスコアやエッセイ、推薦状で書類選考が行われます。日本語DPのIB生には英語の語学テストのスコアも提出が求められます。また、場合によってはインタビューが課されることもあります。
IBの指定科目はありません。IBスコアに足切り点(最低基準点)はありませんが、過去4年の合格者のIBスコア平均点はコアを除く6教科の42点満点中37.25です。
過去7年の倍率は以下のようでした。

2018年 3.00倍
2019年 4.01倍
2020年 2.55倍
2021年 5.12倍
2022年 3.19倍
2023年 2.13倍
2024年 3.94倍

募集要項はこちらから確認できます。

国際教養学部(SILS)

SILSは人文科学、社会科学、自然科学の幅広い分野をカバーしており、学生は自分の興味に応じて多様な科目を選択可能です。この自由度の高いカリキュラムにより、広い視野と多角的な思考力が養われます。SILSの特徴はなんといっても1年間の海外留学が義務づけられている点です。これにより、さらに広い視野と文化的な適応力が養われます。卒業後は多国籍企業、NPO、研究機関など幅広い分野で活躍できます。SILSの詳しい情報はこちらから。

IB生のための入試情報

SILSには9月入学と4月入学の二つがあり、そのため受験も ”AO April Entry”と ”AO September Entry”の二つがあります。どちらもIB取得見込み、あるいはIB取得済みであれば受験可能です。2025年度入学の出願期間はこちらから確認できます。出願はオンラインで行えます。

この記事ではAO September Entry の場合を紹介します。入試はIBスコアやエッセイ、推薦状で書類選考が行われます。場合によってはインタビューが課されることもあります。また、日本語DPのIB生には英語の語学テストのスコアも提出が求められます。
IBの指定科目はありません。IBスコアに足切り点(最低基準点)はありませんが、過去3年の合格者のIBスコア平均点はコアを除く6教科の42点満点中37.2です。
倍率は2022年は2.39倍、2023年は1.98倍、2024年は2.26倍でした。

募集要項はこちらから確認できます。

文化構想学部、国際日本文化論プログラム(JCulP)

日本文化を国際的な視野で学び、その成果を世界に発信する人材を育成します。日本人学生(JS)と海外学生(OS)それぞれ15名を募集し、英語で学ぶ科目が中心ですが、日本語学習や他科目履修も可能です。多文化環境の中で学び、日本文化を広く理解・発信できる能力を養います。JCulPの詳しい情報はこちらから。

IB生のための入試情報

JCulPには日本学生入学試験と海外学生入学試験の二つがあります。IB生は基本的には海外学生入学試験に出願する必要があります。しかし、一条校の修了(見込)者は、日本学生入学試験と海外学生入学試験のいずれにも出願資格があります。日本学生入試の情報はこちらからご覧ください。

ここでは海外学生入学試験の説明をします。

2025年度入学の出願期間は1月7日から2月10日です。出願はオンラインシステム”TAO”で行えます。
入試は、IBスコアやエッセイ、課外活動報告書などで書類選考が行われます。また、場合によってはインタビューが課されることもあります。日本語DPのIB生には英語の能力テストのスコアも提出が求められます。
IBの指定科目はありません。IBスコアに足切り点(最低基準点)はありませんが、過去3年の合格者のIBスコア平均点はコアを除く6教科の42点満点中35.8点です。
倍率は2022年は2.9倍、2023年は2.9倍、2024年は2.7倍でした。

募集要項はこちらからご覧になれます。

理工学部

基幹理工学部(School of Fundamental Science and Engineering)

基幹理工学部は、副専攻科目を柔軟に履修できるため、専門知識の深さと幅を広げることができるのが特徴です。プログラムは主に数学・応用数理メジャー(MS)と情報理工・情報通信メジャー(CSCE)の二つの専攻があります。

  • 数学・応用数理メジャー(MS)
    このメジャーでは、基礎数学から応用数学まで幅広いカリキュラムを提供しています。数学の知識だけでなく、科学や工学との接続を図り、社会に貢献する上で必要な数学的技能を教授します。特に、現代社会において重要な非線形数理、計算数理、統計数理の3つに重点を置いています。さらに、他のマイナーと連携したカリキュラム体系を設計しており、学生は数学的な観点から学際的に科学と工学を学ぶことができます。
  • 情報理工・情報通信メジャー(CSCE)
    このメジャーは、コンピュータサイエンスと情報通信工学の分野を統合した先端的知識を提供することを目的としています。コンピュータサイエンス分野では、主に計算、情報、通信の基礎理論を扱います。情報通信工学分野では、主にデータ処理とコンテンツ分析、そしてコンピュータ、通信デバイス、コンピュータネットワークシステムを扱います。

創造理工学部(School of Creative Science and Engineering)

英語で学びながら工学分野の専門知識を深められる点が特徴です。プログラムは主に機械工学(ME)と土木・環境工学(CE)の2つの専攻があり、国際的な環境で高度な教育を受けることができます。IB生にとっては、世界基準の工学教育を英語で履修し、グローバルなキャリアを築くための理想的な学びの場です。

IB生のための入試情報

早稲田大学の理工学部のEnglish-based Undergraduate Programsでは一つの入試方法しかなく、IB生であれば誰でも受験可能です。出願の際に、基幹理工学部か創造理工学部のどちらかを選びます。基幹理工学部と創造理工学部の併願はできません。2025年度入学の出願期間は1月7日から2月10日です。出願はオンラインで行えます。
入試は、IBスコアやエッセイ、推薦状で書類選考が行われます。必要に応じて英語の語学テストのスコアも提出が求められます。また、場合によってはインタビューが課されることもあります。
IBの指定科目は数学、物理学、化学です。HLでもSLでも構いません。IBスコアに足切り点(最低基準点)はありませんが、過去2年の合格者のIBスコア平均点はコアを除く6教科の42点満点中38.1です。倍率は2022年は3.86倍、2024年は4.62倍でした。定員は基幹理工学部と創造理工学部それぞれ約30名です。

募集要項はこちらからご覧になれます。

最後に

今回は早稲田大学の英語で学べるプログラムを全て紹介しました。筆記試験がない点や、場合によっては書類審査のみで合格できることからIB生にとって受験しやすい入試となっています。

Univ-it!では引き続きIBを使ってアプライできる国内トップ大学の英語学位ディプロマを紹介していくのでお見逃しなく!