【IB生体験談】現役立教生の筆者が紹介!立教大学ってどんなところ?

MARCHの1つであり毎年多くの受験生に人気の立教大学ですが、IB生でも受験することは可能なのでしょうか?

この記事では、現役立教生である筆者が自身の受験、大学生活の体験談を紹介させていただきます。

・指定校推薦のプロセスは?

・IBは大学に入って役に立つの?

・IB生が立教大学に入学するために利用できる入試制度は?

などについて解説させていただきますので、ご自身の受験や大学入学準備の参考にしていただけると幸いです!

立教大学とは?

立教大学は1874年に創立され、池袋と新座の2箇所にキャンパスを設ける私立大学です。筆者が通う池袋キャンパスは都会に位置しており、立地が良く交通の利便性が高いです。そのため、放課後には池袋だけでなく、渋谷や新宿へ簡単にアクセスすることができます。また立教大学といえば、毎年クリスマスの時期に飾られる大きなクリスマスツリーが有名です。とても綺麗なので、冬に立教大学近くを訪れる方はぜひ覗いてみてください。

筆者の情報

この体験談を書くにあたって、まず筆者のプロフィールを紹介させていただきます。筆者は立教大学文学部の文芸・思想専修に所属する2年生です。元IB生であり、立教大学には指定校推薦を用いて入学しました。

立教大学を志望した理由

筆者が立教大学を選択した理由は大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は、古文漢文が筆者の苦手分野であったことです。Japaneseでは一般的な高校の授業と違い、古典作品を授業で扱う必要がありません。しかし文学部で日本文学を学びたい場合、古典作品を避けることは難しく、必修の授業に入っている可能性が高いです。しかし立教大学の文芸・思想専修では古文漢文に関する授業を避けることができるので、日本の近現代文学を学びたい筆者にとって最適の進学先でした。

2つ目の理由は、作品の批評や分析だけでなく哲学的思考やサブカルチャー、文芸作品の創作を学ぶことができることです。文学に限らずさまざまな思想や作品を学ぶことによってより視野を広くし、ものの見方や考え方、思考力を養うことができます。

受験体験談

実際、IB生は立教大学に入学するためにどのようなプロセスを踏む必要があるのでしょうか。

指定校推薦のプロセス

筆者の体験談として、指定校推薦を用いた合格までの道のりを紹介します。

7月上旬:Mock

Mockを行う時期は学校によってそれぞれです。筆者の学校では、高校3年生の7月に行われました。この時期のMockによって1学期の成績、Predict Scoreが出されたので、指定校を使用する生徒だけでなく、IB試験を利用する生徒にとっても大事な試験でした。

7月下旬:指定校で入れる大学一覧の発表

Mockの約1週間後に指定校枠で入学可能な大学が校内で発表されます。筆者は元々国公立志望でしたが、この一覧で立教大学の文芸・思想専修を知り、受験することを決めました。指定校を考えていないIB生も一度は一覧に目を通し、どのような大学があるのか確認してみることがおすすめです。

8月:校内選考

8月末にどの生徒を推薦するのか決める会議が先生方の間で行われました。どのような話し合いが行われたのかは公表されておりませんが、普段の生活態度や成績だけでなく、英語能力試験や課外活動など高校生活全体を通して行ったことが評価されます。

9月:選考結果

校内選考の結果が伝えられますが、これで合格が確実というわけではありません。選考を通過しても面接や志望理由書、IB Examの結果で不合格になってしまう場合もあるので気を抜いてはいけません。

10月〜11月:志望理由書の提出

筆者の場合、志望理由書や推薦書の提出がIB Exam直後だったので、試験勉強と並行してその準備を行いました。志望理由書には自身が進学先で何を行いたいのか、何に興味があるのかということを記します。学部が提示するシラバスを参考にしながら書くことがおすすめです。

指定校推薦のプロセスは高校によって異なります。他の学校の体験談を知りたい方はぜひこちらもご覧ください。

アドバイス

筆者の学校の場合、指定校推薦の合否を左右するのは校内選考でした。選考に通るために、Mockはもちろん、定期試験の成績や、課外活動への積極的な取り組み、課題や提出物の期限を守るなど、日々の高校生活に気を配る必要があります。自分にできることを考えながら、充実した高校生活を送りましょう。

大学でIBは役に立つの?

メリット

大学で求められる勉強は自ら課題を探求する能動的な学びであり、一般的な高校で求められる受動的な学びとは大きく異なります。そのため、高校受験を経て大学へ入学した人の中にはそのギャップに困惑する人も少なくありません。しかしIBにおいて学びとは教科書の暗記ではなく、生徒同士のディスカッションや自身の興味の探求など、大学の学びに通じるものがあります。

筆者が最も元IB生であるメリットを大学で実感したのはレポートです。興味に沿うテーマの決め方から用いるべき参考資料の選び方までIBで学んだことが土台となり、より突き詰めたレポートを描く上で非常に役に立ちました。

デメリット

筆者がIB生であったことのデメリットとして強く感じるのは古文、漢文の知識が少ないことです。私は先ほど古文漢文を学ぶ必要がない専修を選択したと述べましたが、学ぶ機会が一度も訪れないわけではありません。もしIB生で文学部への進学が決まったら、一度IBDP修了後に古典の学習を始めることをおすすめします。筆者自身も実際、高校3年生の1月から文学の先生にお願いして古典の授業を受けていました。そして実際に大学では、学ぶつもりのなかった漢文学の授業に興味を持ったので履修しました。

他の高校生と学ぶ知識が異なることで知識の範囲に差が生まれてしまうことはデメリットですが、IB Exam後に勉強する時間はあるので自身の進む学部に合わせて足りない知識を事前に補うことが大切です。

立教大学の入試制度

IB生が立教大学へ進学するためには以下の制度を活用することができます。また、Univ-it!では過去に立教の入試制度を紹介した記事を作成しています。ぜひチェックしてみてください。

・帰国生入試(経営学部)

・国際コース選抜入試(GLAP、異文化コミュニケーション学部、法学部、社会学部)

・自由選抜入試

・指定校推薦

最後に

いかがでしたか?

興味を持たれた方はぜひ立教大学、もしくはそれぞれの学部のホームページをご覧ください。

Univ-it!ではIB生に役立つ様々な情報を発信しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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