【IB体験談】上智大学に進学した川元さん
タイでIBDPを取得し、上智大学へ進学した川元さんのIB時代についてインタビューしてきました!科目選択の決め方や工夫した勉強法などを伺ったので、IBをこれから始める方はぜひ参考にしてみてください。
川元さんのプロフィール
■利用した入試制度
帰国子女入試
■所属大学
上智大学/文学部ドイツ文学科
■IB取得科目
【HL】Japanese A Language and Literature/Visual Arts
【SL】English B/Mathematics/Biology
科目パッケージはどのように決めましたか?
自分の英語レベルや過去の成績を考慮してスクールカウンセラーと決めました。私はもともとIBに対しての知識はなかったのですが、Artについては前々からHLを取得したいと考えていたので、自分の興味から選択しました。
また私は元からDiplomaを取得する予定はなく、SATとTOEFLで大学受験をすると決めていたのでSATとTOEFLの勉強に支障が出ないような科目選択をしました。結果として5科目とSATを勉強する羽目になったので、今思えばDiplomaを取得すればよかったかなとも思っています。ただ私の場合SATの勉強の方が楽しかったですし、勉強法も自分に合っていたのかなとも思っています。
IBを勉強する上で工夫された勉強法などありますか?
【IBについて】
Mathに関してはとにかくPast Paperを全問正解するまで何度も解き直していたと思います。またわからない箇所があれば日本の高校数学 数ⅡBに載っていることが殆どなので、そのような参考書も使用していました。
Artに関しては毎日のようにPortfolioと向き合っていました。タームごとにPortfolioを提出しないといけなかったので、暇さえあれば作品のインスピレーションや自分の作品に込めた思いなどをPortfolioに書き留めていた記憶があります。締め切りギリギリになって作成しても内容が薄くなってしまいますし、なるべくこまめに書き留めておくのをお勧めします!
【SATについて】
Readingは本当に難しいのでとにかく何度も文章を読み込み、繰り返し問題を解くようにしていたと思います。また聞いたこともないような単語が沢山出てくるので1日に単語を50単語覚えるなど目標を決めて取り組んでいました。
Writingについては出題されるパターンは決まっているので、一度間違ったパターンは二度と間違えないよう何度も繰り返し問題を解きました。教材に書き込むのは勿体無いので、赤シートを使ったり、間違った問題だけ切り抜いてノートに貼ったりして登下校中に復習していました。
Essayについては似たようなパターンから出題されるので、あらかじめ自分の中でテンプレートを作っていました。その際SAT Wordを必ず使うようにしました。また必ず自分の経験と絡めて書くように注意していました。そうするとより相手への説得力が増します。
Mathについては日本の数学をやってきた人であればかなり簡単な内容だと思うのでとにかく間違えないことを心がけていました。
IBを取得するにあたって、最も大変だったことはなんですか?
DiplomaではなくCertificateだったので、IBとSAT・TOEFLの両立に苦労しました。IBのEssayやプレゼンテーションの締め切りと、統一試験の試験日が重なってしまう日などは寝る間も惜しんで勉強をしていました。
【IBについて】
私はG8からインターナショナルスクールに通っていましたが、英語で自分の思いを伝えることに苦労しました。特にアートは苦労しました。自分のコレクションを発表する時があったのですが沢山伝えたいことはあるのに、上手く英語で伝えることができず悔しい思いをしたことは何度もありした。
【SAT・TOEFLについて】
点数が伸びない時は正直落ち込みました。また単語の暗記が本当に嫌で嫌で仕方なかったです。ですが単語を覚えれば覚えた分だけ点数に反映されると思います。
IBを取得する上で、最も充実していたと感じることはなんですか?
グループワークやディベートなど大人数で学習することも多かったのでいろんな人の意見を聞けたという意味では楽しかったです。また自分で考えて行動する力は身についたかなと思っていて、その力は大学生になった今でも日々の生活に活かせていると思います。
川元さん、ご協力ありがとうございました!
≫川元さんの「大学受験インタビュー」はこちら
上智大学