【2025年度版】IB生におすすめのアメリカの人気大学まとめ!

「せっかくIBで英語を使って勉強をしているのだから海外大学で勉強してみたい」

「海外大学に進学はしたいけれどどこの国に進学したらいいのかわからない」

上記のような考えを持ったIB生の皆さんも多いはずです。国内大学でも英語学位プログラムなど英語で学べる大学もありますが、せっかくなら海外大学に進学をチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。今回は魅力溢れるアメリカの人気大学をピックアップして紹介していきたいと思います!

アメリカの大学の魅力

1. 幅広い教育システム
アメリカには約4,000校もの大学があります。多くの大学は4年制で、1年目は一般教養を学び、2年目以降から専門分野に進むのが一般的です。また、リベラルアーツ大学のように、専門分野を一つに絞らずに幅広い分野を学べる教育スタイルもあります。総合大学、リベラルアーツ大学、単科大学など、自分の将来像に合った大学を選ぶことが可能です。

2. 出願の自由度が高い
アメリカの大学では、IBスコアを合格の必須条件としていないところが多くあります。そのため、IBで思うような点数が取れなかったとしても、SATやエッセイ、課外活動など他の要素で評価されるチャンスがあります。

3.世界トップレベルの教育環境
世界ランキングの常連校が多く存在し、グローバルに活躍する人材を多数輩出する、最先端の研究や教育に触れることができます。

4. 奨学金やサポート制度が充実
学費や生活費は他国と比べても高額ですが、留学生向けの奨学金制度や経済的支援が整っている大学も多くあります。条件を満たせば大幅に費用を抑えて進学することも可能です。

5. 国際的な環境とネットワーク
世界中から留学生が集まるため、多文化に触れながら学べる環境が整っています。卒業後のネットワークも非常に広く、グローバルに活躍したい人にとって大きな強みとなります。

アメリカの大学への出願

ほとんどの大学に出願する際には、Common Application制度を利用します。これはイギリスのUCASの制度と似ていて、一つの願書を複数の大学で使用することができます。ただ、本記事で紹介する大学の中にはこちらの制度を利用できない大学もあるので、その場合は日本の大学にする際と同様、各大学ごとの募集要項を読み、それにあった提出物などを準備します。

また、IB (国際バカロレア) 資格のみでは出願できない大学も多くあることから、アメリカの大学に出願する際は別途SATやACTと呼ばれる資格試験を受験する必要があります。

一般的なアメリカの大学に必要な出願書類は以下のものとなります。

– 高校の成績(3年間すべて)
– 先生や校長からの推薦状2通
– SAT、ACTなどの学力の資格試験
– TOEFLなどの英語資格試験
– アプリケーションエッセイ(志望理由書、自己PR)

アメリカの大学に出願する際に大切となってくるのは、SATとACTのスコア、それからアプリケーションエッセイの内容です。スコアは高ければ高いほど好ましく、アプリケーションエッセイでは自分がなぜこの大学に入りたいかはもちろん、課外活動など広い視点から自分を客観的に見つめアピールすることが大切です。

【PR】立命館大学国際関係学部ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)

立命館大学国際関係学部では、ワシントンD.C.にある名門大学であるアメリカン大学と、共同で1つのカリキュラムを編成し、両大学が共同で1つの学位を授与するジョイント・ディグリー・プログラムを提供しています。入学の時から両大学に所属するため、入学試験も両大学が共同で審査を行います。
ダブルディグリーとは異なる、学部では日本唯一の共同学位プログラムに、ぜひチャレンジしてみませんか?

帰国子女にオススメの立命館大学国際関係学部ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)3つのポイント
1.アメリカ・京都で2年ずつ学ぶプログラム
立命館大学国際関係学部JDPでは、立命館大学・アメリカン大学が共同開発したカリキュラムを両大学で体系的に学びます。首都ワシントンD.C.にあるアメリカン大学のキャンパスで過ごす2年間と、京都の立命館大学のキャンパスで過ごす2年間を通じて、世界中の人びととのネットワークを築くことが可能です。
2.卒業時には両大学の共同学位を取得
立命館大学国際関係学部JDPを卒業した際には、立命館大学・アメリカン大学両大学連名の学位を手にすることができます。両方の大学の卒業生として、両校のネットワークを活用していくことが可能です。
3.全米でも有数の名門大学で学ぶグローバル国際関係学
立命館大学国際関係学部JDPを共に開講するアメリカン大学は、国際関係学の学部としては全米で最大規模を誇り、学部では全米9位の評価を得ています。そんなアメリカン大学School of International Serviceと立命館大学が、西洋・非西洋それぞれの視点から構築したグローバル国際関係学を学ぶことができます。

このプログラムでは日米で2年間ずつ学びますが、入学から卒業までアメリカン大学と立命館大学の正規学生として所属するため、4年間を通して両大学のリソースを活用できることが大きなメリットです。
このプログラムは、海外大学と国内大学で迷っている帰国生やIB生にとって、海外・国内の両大学に所属できるという新たな選択肢です。ぜひ、公式サイトやイベントなどで、より深くJDPの魅力を知ってください。

アメリカの大学紹介

IVYリーグに属する大学

IVY League とはアメリカの北東部にある8つの私立大学のことを差し、いずれの大学も世界トップクラスの名門大学として有名です。

ブラウン大学(Brown University)

QS世界ランキング2026: 69位
学生数: 約11000人
留学生の割合: 約14%
人気学部: Economivs, Maths, Computer Science, Biology
IBスコアの目安: 約40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 約1500

コロンビア大学(Columbia University)

QS世界ランキング2026: 38位
学生数: 約28000人
留学生の割合: 約40%
人気学部: Engineering, Economics, Politics
IBスコアの目安: 約40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 約1520

コーネル大学 (Cornell University)

QS世界ランキング2026: 16位
学生数: 約27000人
留学生の割合: 約26%
人気学部: Computer Science, Engineering, Architecture, Veterinary
IBスコアの目安: 約38(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 約1520

ダートマス大学(Dartmouth College)

QS世界ランキング2026: 247位(同率)
学生数: 約6700人
留学生の割合: 約15%
人気学部: Economics, Political Science, Governement, Engineering
IBスコアの目安: 約37(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1500

ハーバード大学(Harvard University)

QS世界ランキング2026: 5位
学生数: 約25000人
留学生の割合: 約25%
人気学部: Arts and Humanities, Economics, Sciences
IBスコアの目安: 約42(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 約1550

プリンストン大学 (Princeton University)

QS世界ランキング2026: 25位
学生数: 約8500人
留学生の割合: 約23%
人気学部: Computer Science, Socience, Engineering, Economics
IBスコアの目安: 約42+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 約1500

ペンシルベニア大学 (The University of Pennsylvania)

QS世界ランキング2026: 15位
学生数: 約24000人
留学生の割合: 約18%
人気学部: Business, Engineering, Arts and Sciences
IBスコアの目安: 38(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1520

イェール大学 (Yale University)

QS世界ランキング2026: 21位
学生数: 約15000人
留学生の割合: 約28%
人気学部: Economics, Politics, History, Computer Science
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1520

リベラルアーツ大学

先述の通り、一つの専門分野を持たずに、多くの分野に触れて幅広く学ぶことのできる大学がリベラルアーツ大学です。比較的小規模の大学が多く、また入学する際は成績のみならず課外活動などもかなり評価される対象に入ってくるため、どれくらいのIBスコアを取得したら良いかの目安を立てるのが難しい場合もあります。今回はそんなリベラルアーツ大学の中でも人気な大学を3校紹介したいと思います。なお、リベラルアーツ大学は分野が一つに定められていないのでランキングは対象外の大学もあります。

Amherst College

QS世界ランキング2026: 247位(同率)
学生数: 約2000人
留学生の割合: 約13%
人気学部: Liberal Arts
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1500

Bowdoin College

QS世界ランキング2026: N/A
学生数: 約1900人
留学生の割合: 約7%
人気学部: Liberal Arts
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1500

Williams College

QS世界ランキング2026: N/A
学生数: 約2000人
留学生の割合: 約9%
人気学部: Liberal Arts
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1500

UC系列校

前述のIVYリーグとは異なり、アメリカの西海岸沿いで人気のある大学群がUC系列の大学です。良く皆さんも耳にすることもあるUCLAを筆頭に他にも高い学力を誇る大学が他にもあるのでぜひ紹介したいと思います。

UCLA (University of California, Los Angels)

QS世界ランキング2026: 46位
学生数: 約50000人
留学生の割合: 約12%
人気学部: Nursing, Computer Science
IBスコアの目安: 38+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1370

UCB (University of California Berkley)

QS世界ランキング2026: 17位
学生数: 約46000人
留学生の割合: 約10%
人気学部: Electrical Engineering and Computer Science, Economics, Political Science
IBスコアの目安: 37+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1340

UCDavis (University of California, Davis)

QS世界ランキング2026: 114位
学生数: 約40000人
留学生の割合: 約10%
人気学部: Biological and Agricultural Science, Computer Science and Engineering
IBスコアの目安: 30+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1300

UCSD (University of California, San Diego)

QS世界ランキング2026: 66位
学生数: 約42000人
留学生の割合: 約18%
人気学部: Social Sciences
IBスコアの目安: 30+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1390

工科大学

今回紹介する単科大学は全て理系に特化した工科大学ですが、いずれも世界トップレベルの理系大学となっています。アメリカに進学を考えている方で理系の方は是非チェックしてみてください。

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)

QS世界ランキング2026: 1位
学生数: 約12000人
留学生の割合: 約29%
人気学部: Computer Science, Engineering
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1550

カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology )

QS世界ランキング2026: 10位
学生数: 約2430人
留学生の割合: 約15%
人気学部: Chemical Engineering, Computer Science
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1550

ジョージア工科大学(Georgia Institute Of Technology )

QS世界ランキング2026: 123位
学生数: 約53000人
留学生の割合: 約12%
人気学部: Computer Science, Engineering
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1430

その他の大学

上記の大学群には入りませんが、その中でも特に有名で世界ランキングも高い大学をいくつかまとめてみました。

スタンフォード大学(Stanford University)

QS世界ランキング2026: 3位
学生数: 約18000人
留学生の割合: 約24%
人気学部: Engineering
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1520

ジョンホプキンズ大学(Johns Hopkins University)

QS世界ランキング2026: 24位
学生数: 約26000人
留学生の割合: 約22%
人気学部: Public Health Studies, International Studies, Biomedical Engineering
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1550

ニューヨーク大学(NewYork University)

QS世界ランキング2026: 55位
学生数: 約60000人
留学生の割合: 約43%
人気学部: Visual and Performing Arts, Business, Liberal Arts
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1500

デューク大学(Duke University)

QS世界ランキング2026: 62位
学生数: 約18000人
留学生の割合: 約24%
人気学部: Computer Science, Economics
IBスコアの目安: 40+(学部によって異なります)
SATスコアの目安: 1520

アメリカの大学進学の際に利用できる奨学金紹介

本記事の冒頭でも記述した通り、アメリカの大学に進学する際のデメリットの一つとして上げられるのがその学費の高さです。その学費の高さを考慮して今回はアメリカの大学に進学する際に利用できる奨学金をいくつか紹介したいと思います。是非参考にしてみてください!また、アメリカでは各大学ごとに奨学金もたくさん設けられている場合があるので、そちらのほうも是非受験の際は調べてみてください。

JASSO奨学金

JASSOとは日本学生支援機構の略で、貸与型の奨学金のみならず給付型の奨学金も提供している行政法人です。毎年多くの国内外のIB生から応募があり、大変人気の奨学金となっています。

JASSOの給付型の奨学金は海外大学に進学予定のIB生であれば、必ずと言っていいほど応募します。選定人数は未定ですが、2025年には118人 ほどもの学生を選定しており、応募者数も多いですが、合格者数も多い奨学金となっています。選考過程としては、一次審査が書面審査で二次選考が面接となっています。書面では志望理由や、進学予定の大学情報やそこで何を学びたいかなどをはっきりと記す必要があります。又、保護者の収入状況などによっても選考結果が左右されるみたいです。(奨学金を受けられる保護者の収入上限あり)

柳井正財団(給付型)

柳井正財団はユニクロの社長である柳井正さんが立ち上げた財団で毎年、英国と米国の大学進学を対象に奨学金生を募っています。JASSOとは異なり、奨学金の対象となる大学がはっきりとしているので志望校がその対象のIB生には大変魅力的な奨学金となっています。以下が2025年度の奨学金対象大学一覧です。

応募要項 | 柳井正財団 海外奨学金プログラム (yanaitadashi-foundation.or.jp)

また、柳生正財団の奨学金の中でも2種類分かれており、合格した大学のための奨学金を確保する合格型の奨学金と、合格は決まっていないが、学校からの推薦で応募ができる予約型の奨学金があります。どちらも奨学金の内容としては同じですが、出願時期が以下の表の通り異なります。

予約型 毎年7月下旬頃から8月中旬頃まで
合格型 毎年12月中旬頃から1月の下旬頃まで

選考内容としては書類を提出し、一次面接(英語もの受け答えを含む)が行われ、順当に行けば最終面接(英語の受け答え含む)まであるようです。毎年の奨学金生は合格型、予約型合わせて40名ほどとなっており、こちらも大変倍率が高いものとなっています。2026年秋入学者への奨学金支給額の上限は、英国の場合£70,000でした。

笹川平和記念財団

2022年よりスタートしたのが笹川平和記念財団の奨学金です。笹川平和記念財団は1986年に設立され、国際的な課題解決に向けた調査研究や事業活動を推進しています。そんな笹川平和記念財団の奨学金の定員は35名と多くの学生を募集しており、また支援金額も全額支給と大変魅力的なないようになっています。前述のJASSOの奨学金のように年収制限等もないので、誰でも応募が可能となっています。ただし、奨学金を支給する対象となる大学が定められています。対象となる大学はこちらからご確認ください。ぜひ今回紹介した大学で適用される場合は併せて応募してみてください!

グルーバンクロフト奨学金(リベラルアーツ)

今回の記事でも紹介した、リベラルアーツに特化した大学に進学をしたい場合に利用できるのがグルーバンクロフト奨学金です。この奨学金はリベラルアーツ大学のみに適用される奨学金で、毎年一名に上限8万ドルまでの奨学金の給付を行っています。また、上記の奨学金以外にも、本法人が定めたリベラルアーツカレッジの提携校に進学する場合は学費の全額免除の奨学金への推薦、そして1.5万ドルの給付が各大学ごとに一名行われます。他にも奨学金プログラムと提携している大学ごとに奨学金があったりもするので気になる方はこちらからぜひチェックしてみてください!

その他の奨学金について知りたい方は是非以下の記事も併せてお読みください!

関連記事:【2022年版】IB生おすすめ!海外大学進学の際に利用できる奨学金紹介

最後に

今回はアメリカの大学をいくつか紹介しましたがいかがだったでしょうか?アメリカには今回紹介した大学の他にも優秀な大学がいくつもあるので、興味のある方は是非調べてみてください!また、もちろん今回紹介した大学はどれも、海外大学進学を希望する皆さんにとってはどれも魅力あふれる大学なのでぜひ進路選びの参考にしてみてください!

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