【海外大志望者必見】カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)在学生にインタビュー!IB生が入学するには?
「海外の大学に進学したいけど、どこの大学がいいのかわからない」
「アメリカの大学に進学したいけど数が多すぎてどうやって絞ったらいいのかわからない」
上記のような悩みを持ったIB生の皆さんも多いと思います。海外大学と一言で言っても、様々な国、大学があり、進学するにしてもどのようにして見当をつけていいのかなかなか難しいところです。そこで今回は、アメリカの人気名門大学の一つUniversity of California Los Angeles (通称:UCLA)を紹介したいと思います。現役UCLA生への体験談インタビューも交えているので、是非皆さんの大学リサーチのためになればと思います!
UCLAってどんな学校?
UCLAはアメリカのカリフォルニア州、ロサンゼルスに位置する州立大学です。カリフォルニア大学システム(UCシステム)の中では最も規模が大きく、5つの学部と7つの大学院には4万人もの学生が通っています。また、数あるアメリカの州立大学の中では最難関レベルの入学難易度とされ、QSの世界大学ランキング2023では東京大学の28位に次ぐ29位に位置しています。また、優れたアメリカの州立大学群のパブリックアイビーに所属する大学の一つでもあります。
QS世界ランキング2023: | 44位 |
学生数: | 約45000人 |
留学生の割合: | 約48% |
人気学部: | Nursing, Computer Science |
必要IBスコア: | 37+(学部によって異なります) |
必要SATスコア: | 1370 |
UCLAに出願するには?
IB生の皆さんがUCLAに出願するためには大きく分けて二通りの出願方法があります。一つ目は高校卒業資格とSATで出願する方法、二つ目はアメリカにあるコミュニティカレッジに進学後にUCLAに編入するというものです。
IB生の出願方法
多くのアメリカの大学に出願する際にはIBのスコアのみならず、Scholatic Assessment Test (通称:SAT)やAmerican College Test (通称:ACT)などの大学入試に特化した資格試験の結果の提出が必須となっている場合があります。
しかし、UCLAではSATやACTのスコア提出は必須項目として設けてはおらず、IBスコアや高校のGPAなどを重視する傾向にあるようです。また、アメリカの他大学でも重視されているようなリーダーシップやボランティアなどの学外での課外活動も評価の対象になるそうです。IB生の皆さんはCASなどを通して、学業のみならず課外活動を充実させることも大切になってきそうです。
下記はUCLAが留学するうえで求める英語の資格試験の基準スコアになります。UCLAは人気大学なので、これ以上のスコアを取るようにしましょう。
資格試験名 | 必要スコア |
TOEFL | 合計100点(各項目22点以上) |
IELTS | 7以上 |
Duolingo English Test (DET) | 120以上 |
パーソナルステートメントについて(志望理由書)
アメリカの大学に出願する際に利用できる制度としてCommon Application と呼ばれるものがあります。これはイギリスのUCASのシステムのようにオンライン上で一つのエッセイで複数の大学に出願できるというものです。しかし、UCLAではUC系列校が非常に多いことからUC Applicationと呼ばれるシステムを代わりに使用します。パーソナルステートメントや卒業証明書、成績証明書などを一度登録すると、最大9つまでのUC系列校に出願できる仕組みです。アメリカでは成績や課外活動も評価されますが、それらが優秀な上でなぜその学問を学びたいのか、自分はどのようなことを今までしてきたかをはっきりと伝えるのが大切です。出願の際は今一度自分自身を振り返ってみて、精一杯思いを伝えられるようにしましょう。
番外編:コミュニティカレッジ経由
毎年多くの学生が出願し、2021年の合格率は僅か9パーセントほどというUCLAですが、高校卒業後にすぐに入学するのではなく一度アメリカのコミュニティカレッジに進学してから編入するという入学方法もあります。こちらはIB生の皆さんには稀なパターンだとは思いますが、少し難易度が高い大学に入学したい方は考えてみるのもいいかもしれません。
コミュニティカレッジとは?
コミュニティカレッジ(コミュカレ)は元々は地域住民のための教育機会の提供の場として設立されました。しかし今では、海外からの留学生を受け入れている機関も多く、2年でコミュニティカレッジの学業課程を修了した後に、アメリカの4年制大学の3年次から編入を試みることができます。
現役UCLA生へのインタビュー!
今回は現役UCLA生の@さんに現在での学校生活の様子や現地での生活についてインタビューをしてみました!
Q:@さんについて少し教えてください!
A:高校はIBではなく一条校を卒業しました。高校在学中はイギリスへの短期留学などを経て、英語そのものを勉強することより英語で何かを勉強をしたいと思うようになりました。そこで大学では心理学を勉強したいと考え、海外大学への進学を志すようになりました。国内の国際教養学部への進学も考えましたが、今後の可能性を広げるためにもアメリカの大学への進学を決めました。
Q:具体的にはどのようにしてUCLAに進学したのか?
A:北カリフォルニアにあるDiablo Valley College というコミュニティカレッジに進学しました。ここは、留学エージェントを通して紹介をしてもらい、UCLAへの編入のしやすさや授業の質で進学することを決めました。カリフォルニア州のコミュニティカレッジ限定で、UC系列の大学には一枚の願書で出願することができる出願のしやすさなども考慮しました。出願の際にはUCのウェブサイトからアプリケーションエッセイとコミュニティカレッジでの単位証明と成績証明書を提出しました。また、コミュカレに進学することによって、本来であれば必須の提出物であるTOEFLなどの資格試験の提出が不要となった点も進学のきっかけでした。
Q:実際にUCLAに進学してみての学校生活はどのようなものですか?
A:部活やサークルなど学業以外を充実させるためには自主的に動かないと駄目だと感じました。また、UCLAなどの大きな学校に行くと生徒と教授との距離感が遠くなり、なかなかコミュニケーションをとることが難しくなります。講義にもよりますが、多い時では1000人規模の授業などもあり、勉強についていけなくなった時の疎外感なども感じたのでしっかりとコミュニティに所属しておくことも大切です。また、コミュカレの時とは異なって、学業に全力を注ぐような毎日だった。一方で研究室の配属は初めからUCLAに入学していた生徒と競争しなければならなかったので苦労しました。コミュカレからの入学の際にはもう少し勉強する学業分野で事前に準備などを心がけることも大切だと感じました。
Q:学業面以外で大変だったことなどはありますか?
A:海外ならではの行く場所によってはなかなか危ない道もあったので、頻繁にUBERを利用していました。また、アメリカは車社会でもあったので移動の面で苦労することが多かったです。住居探しも苦労したことの一つです。最初こそはエージェントが手配してくれていたのですが、UCLAに編入してからは自分で掲示板などを駆使して家探しをしました。また、友人の中には住宅探しの際に詐欺にあった子もいたので気を付ける必要があります。
Q:学業面以外で大変だったことなどはありますか?
A:海外ならではの行く場所によってはなかなか危ない道もあったので、頻繁にUBERを利用していました。また、アメリカは車社会でもあったので移動の面で苦労することが多かったです。住居探しも苦労したことの一つです。最初こそはエージェントが手配してくれていたのですが、UCLAに編入してからは自分で掲示板などを駆使して家探しをしました。また、友人の中には住宅探しの際に詐欺にあった子もいたので気を付ける必要があります。
Q:進学前に知っておきたかったことなどはありますか?
A:コミュカレからUCLAに編入する上でコミュカレ内での競争は思っていたよりも激しいものでした。予め内部の事情などを知る機会があればよかったです。また、生活費が思いのほか高くなってしまったのもびっくりしました。当初聞いていた生活費よりもはるかに高くなってしまったので奨学金などを予め調べたり取ったりすることは大切だと感じました。特にUC系列の学校は学校の奨学金に応募することもできるので事前に調べておくと便利かもしれません。
最後に…
今回のUCLAの紹介記事はいかがだったでしょうか。海外大学志望の方はなかなか志望校を絞るのは大変だとは思いますが、参考にしていただけたらうれしいです!是非皆さんのドリームスクールをさがしてみてください!
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