【IB体験談】慶應義塾大学に進学した岡本さん
イギリスでIBDPを取得し、慶應義塾大学へ進学した岡本さんのIB時代についてインタビューしてきました!科目選択の決め方や工夫した勉強法などを伺ったので、IBをこれから始める方はぜひ参考にしてみてください。
岡本さんのプロフィール
■利用した入試制度
帰国生入試
■所属大学
慶應義塾大学/法学部政治学科
■IB取得科目
【HL】Japanese A Literature/Biology/English B
【SL】History/Mathematics/Visual Arts
科目パッケージはどのように決めましたか?
最初は英語で勉強するということに不安があったため、日本で勉強した経験があり、かつ比較的得意であった教科(HistoryとBiology)を選び、自分は文系だからという理由でHistoryをHL・BiologyをSL・MathsをSLにしました。美術は得意ではありませんでしたが、時間割の関係上仕方なく選択しました。のちに、イギリスの大学で心理学系のコースを志し、IBDP2からBiologyをHL、HistoryをSLに変更しました。
IBを勉強する上で工夫された勉強法などありますか?
Japaneseでは、授業のノートやコメンタリーの練習を手書きで行うことで漢字を忘れないように心がけていました。English Bについてはあまり勉強しませんでしたが、代わりに大量に出されるHistoryのリーディングを時間をかけて行ない、メモを英語で取ることを心がけました。Mathsは、英語で説明を聞いても理解をすることができなかったので、日本の教科書で独学してから、IBの教科書の練習問題を解くようにしていました。MathsとBiologyでは、各単元ごとに過去問の該当部分を解きました。Visual Artsは、美術作品の見方・表現の仕方を学ぶことを意識して美術館などに行くようにしていました。
IBを取得するにあたって、最も大変だったことはなんですか?
人によって目指すIB点数が違い、よく遊んでる人を横目に勉強に取り組んでいた時が辛かったです。また、Historyでは持っている知識が正しくても、Essayの点がなかなか伸びなかったのが辛かったです。IBDP1とIBDP2でHistoryの先生が代わり、同じrubricを元に採点しているはずなのに点数がガクッと落ちてしまったことで自信がなくなりました。先生の採点方法に疑念を持ってしまったため、Historyで何を目指して勉強するべきなのかが分からず投げやりになっていた時期もあり、今思えば苦しんでいたなと感じます。
IBを取得する上で、最も充実していたと感じることはなんですか?
Japanese AやVisual Artsで文学や芸術作品の見方を学べたことがもっとも楽しかったです。特に、国語の授業は小学校からずっと受けていたはずなのに、IB Japaneseを受けて初めて文章の読み方や著者が文章に施す工夫の意味を知った気がします。
岡本さん、ご協力ありがとうございました!
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