【海外大志望者必見】サセックス大学(University of Sussex) 在学生にインタビュー!IB生が入学するためには?
「海外の大学に進学したいけど、どこの大学がいいのかわからない」
「イギリスの大学に進学したいけど数が多すぎてどうやって絞ったらいいのかわからない」
上記のような悩みを持ったIB生の皆さんも多いと思います。海外大学と一言で言っても、様々な国、大学があり、進学するにしてもどのようにして見当をつけていいのかなかなか難しいところです。そこで今回は、イギリスの人気大学の一つUniversity of Sussexを紹介したいと思います。現役Sussex生への体験談インタビューも交えているので、是非皆さんの大学リサーチのためになればと思います!
Unviersity of Sussex ってどんな学校?
イギリス屈指の観光地でもあるブライトンにある、国立大学です。にぎやかな街並みと治安の良さから多くの留学生が在学しています。また、大学は多くの専門分野で優れた教育と研究を行っており、特に開発学(Development studies) の分野においては世界ランキング1位とトップの評価を受けています。また、160か国以上の国から6000人以上の留学生が在学しており、インターナショナルな雰囲気の中勉学に励むことができます。
QS世界ランキング2023: | 218位 |
学生数: | 約18500人 |
留学生の割合: | 約30% |
人気学部: | Development Studies |
必要IBスコア: | 34+(学部によって異なります) |
Unviersity of Sussexに出願するには
IB生の皆さんがUniversity of Sussex に出願するためには大きく分けて二通りの出願方法があります。一つ目は高校卒業資格とIBで出願する方法、二つ目はUniversity of Sussex のファウンデーションコースに入学することです。前者が一般的かと思いますが、後者の方の説明も載せているので是非参考にしてみて下さい。
UCASを利用した出願方法
一般的にIB資格を取得した場合、イギリスの大学への出願はUCASという出願プラットフォーム上で行われます。このプラットフォームでは一度に5コースまで出願できるので、(医学部、歯学部、獣医学部は4コースまで)様々な大学に一度に出願することができるので大変便利になっています。UCASでは基本的に以下の書類の提出が必須となっています。
- 志望理由書
- 学校の先生からの推薦状
- IELTS等の英語資格試験
- 成績
- 卒業証明書
以下はイギリスの大学の2022-2023年度の出願時期の簡易表です。(毎年出願時期は多少前後することがあります。ご了承ください。)
UCASは一度に多くの大学に出願することのできるシステムですが、登録も一度しかできないため、自分の志望する大学の細かい条件をすべてクリアしたプロフィールを作成することが大切になってきます。特に、イギリスの大学では出願前の条件としてIBスコア、そしてIELTSの点数の最低基準が設けられている場合があるため、しっかりとしたリサーチが必要となってきます。
University of Sussex では以下のような出願条件が2023年度に設けられています。(出願条件はコースによっても異なる場合がございます。詳しくは大学ホームページからご確認ください)
必要IBスコア | 34点以上。HL3科目で665点を取得。(Development studies) |
必要IELTSスコア | 全体で6.0以上、各項目で5.5以上 |
University of Sussex 以外にも出願を考えられている方は、同様にこのような出願条件を確認する必要があります。
また、UCASでは学校の先生などから推薦状を書いてもらう必要もあります。自分のEEの担当教員や、HLの先生など自分のことをよく理解してくれている先生に事前にお願いするのがベストでしょう。また、その先生に特にアピールしたい課外活動などがあれば事前に説明して内容に盛り込んでもらうことも大切です。
番外編:ファウンデーションコース経由
ファウンデーションコースとは?
一般的には英語力を半年間でつけた後に、ファウンデーションコースで行われる専門分野の学習を半年で行います。University of Sussex では、自分自身が入学したい学部によってコースがあるので、大学に入学する前に専門分野の知識をつけることができます。また、ファウンデーションコースに入学する際はUCASのようなシステムはなく、直接大学側に出願を行います。
Sussex生へのインタビュー!
今回は現役サセックス生のAさんと元IB生でサセックス大学を卒業したOさんにに現在での学校生活の様子や現地での生活についてインタビューをしてみました!
Q:Aさんについて少し教えてください!
A: 日本国内の一条校を卒業後、イギリスのサセックス大学にて国際政治学と国際関係学を学びたいと思い、同校のファウンデーションコースに入学しました。海外大学への進学を希望したきっかけとしては、中学生時代に行ったオーストラリアとイギリスへの語学留学でした。今までは英語を科目の一つとして勉強していましたが、次のステップとして英語で他の科目を勉強したいと考えるようになり、海外大学進学を目指し始めました。具体的には高校一年生の頃から考え始め、当時まだ英語が完全に喋れるわけではなかったので、英検の勉強から始めました。国内の大学に通い、海外大学への留学も考えましたが、正規での留学の方がより英語力も学べると思い決断しました。
Q:Oさんについて少し教えて下さい
A:日本国内の一条校でIBを取得後イギリスのサセックス大学でDevelopment Studiesを学びました。IBでは、Economics (HL), Japanese A Literature (HL), Global Politics (HL), English B (SL), Biology(SL), Math (SL)を選択し、39点を取得しました。
Q:具体的には何故サセックス大学に進学したのか?(Aさん)
A:元々勉強したい分野としては国際関係学や国際経済学、国際開発学という分野が挙げられます。その中でもサセックス大学は国際開発学の分野ではあのオックスフォード大学を抜いて世界ランキングでは一位に位置していて、教育のレベルが高いと考えたことが進学した理由です。またサセックス大学は海沿いに位置し、自然にも囲まれた環境や留学生が多いことから街の賑わいなども考慮した結果、一番バランスの取れている環境での学習を望みました。
Q:どのようにしてサセックス大学へ進学されましたか?(Aさん)
A:日本の一条校に通っていることもあり、海外大学との接点もなかったため、留学エージェントが主催している無料の相談会に何度も足を運びました。実際には留学エージェントは使用しませんでしたが、無料の相談会では留学のエキスパートにお話を聞けることからそれをうまく活用することで留学するまでの情報を仕入れました。
応募の方法としてはUCASなど正規留学用のポータルではなく、大学のウェブサイトから直接応募しました。必要な書類としてはIELTSのスコア表、卒業証明書、英語の成績証明書でした。また、一般的に言われているアプリケーションレター(志望理由書)もなく、スムーズな形でファウンデーションコースに入学することができました。時期でいうと高校3年生の8月頃にはオファーレターが来ていて、第一志望だったので他大学との併願はしませんでした。
Q:実際にサセックスに進学してみての学校生活はどのようなものですか?(Oさん)
A:学業面では、開発学をやっていたため、話す内容がかなりセンシティブでどのようにして自分の意見を伝えたら誰も傷つかずに済むのか表現し考えるのが難しかったです。また、偏った意見を持っている人が多い中、話し合いの結論が出ないまま講義が終わってしまうこともあり、授業の内容と話し合いの内容を自分の中で消化し、意見を再構築することにも悩みました。授業前やディスカッションの事前準備のリーディングの量が非常に多く、全てを読み把握したうえで話し合いに参加することが大変でした。
Q:学業面以外で大変だったことなどはありますか?(Oさん、Aさん)
A:学業面以外で大変だったこととして挙げられるのは、キャンパス内での学食がすごく高く、特に日本の高校や大学の学食と比較するとその差に悲しくなることもありました。また、地理的な問題で冬の間の日照時間がかなり短いことも悩みました。また、日本とこれも比較してしまうと良くない気もするのですが、イギリス国内に置ける公共交通機関が時間通りに来ないことが多く、また日常茶飯事でストライキなどを起こしていることは旅行や外出の際は非常に困りました。週末のスーパーの営業時間が17時までというのもきつく、食料品の確保なども時間を考えて行っていました。日本では当たり前と思えてる環境がなくなるので学業面以外での苦労の方が多いかもしれません。
Q:留学生の割合はどれくらいでしたか?(Oさん)
A:留学生:日本人だけに限るのであれば、9:1くらいの割合でした。また、全体:アジア人学生の割合となると8:2くらいの割合でした。学部にもよると思いますが、経営や開発は殆どがアジア人学生(中国人学生が多い)で、世界ランキングでも上位に位置していることから留学生から人気の学部となっています。
Q:進学前に知っておきたかったことなどはありますか?(Aさん)
A:授業がない日程が非常に多く、その間の時間の使い方や過ごし方にもう少し気を配りたかった。なお、他のヨーロッパの国に旅行に行く際などは非常に安くいけるため、すごく良かったです。ファウンデーションコースに入学後、学業面ではあまりハードには感じませんでしたが、金銭面で物価の高さがかなりしんどかったです。しっかりと奨学金が取れるのであれば取り、事前に奨学金の下調べなどをしっかり行うことも大切かと思いました。
最後に
今回のサセックス大学の紹介記事はいかがだったでしょうか。海外大学志望の方はなかなか志望校を絞るのは大変だとは思いますが、参考にしていただけたらうれしいです!是非皆さんのドリームスクールをさがしてみてください!
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